2007年02月23日

地球温暖化対策で中心市街地を活性化

 環境省の検討会「地球温暖化対策とまちづくりに関する検討会」が、地球温暖化対策を進めると、 さびれている中心市街地が活性化する、という提言をまとめたそうです。
 何でも、一人あたりの道路面積が多い都市ほど、一人あたりのCO2排出量も多い傾向にあるとのこと。また、 道路整備を進めることで交通量の増大を誘発している可能性があるそうです。要するに、そういう都市は車社会になっていて、 生活で何かとクルマを使うので、CO2の排出量が多いのでしょう。生活圏が広い、と言うところですね。

 提言では、車社会から脱却するため、駅周辺に生活に必要な施設や住居を集約するなどして、 徒歩や自転車で動ける範囲の生活圏で暮せる都市への転換を提案しているとのこと。このことにより、 中心市街地や地域社会の活性化につながり、高齢者も暮しやすくなる、とも言っているようです。

 拡大した都市をコンパクトにまとめるという点で、これは以前から言われている「コンパクトシティ」と同じですね。 目新しさは感じませんが、これが地球温暖化対策という観点で、環境省から出てきた、というところに意義があるのでしょう。
 最近建設が続く中心市街地の超高層タワーマンションも、コンパクトシティの一環として機能しているかもしれません。ただ、 施設建設の際にも当然CO2が排出されるので、クルマ社会からの脱却で削減されるCO2と、 建設に伴って増加するCO2を天秤にかける必要があります。

 理念としては美しいですが、現実には既に郊外へと拡大し、 クルマ無しでは生活するのが難しいような地域をどうしていくのか、など、コンパクトシティの実現への課題は多いです。 Wikipediaに「コンパクトシティ」の項があり、そこで語られています。 

 


 

asahi.com
温暖化対策、街づくりに活用を 環境省検討会が提言

2007年02月23日15時15分

 地球温暖化対策を進めると、さびれた中心市街地が活性化する――。環境省の検討会が23日、 こんな提言をまとめた。市街地が郊外に広がるにつれて自動車の交通量が増え、二酸化炭素(CO2) の大量発生につながっているとし、駅前に商業施設などを集中させるコンパクトな街づくりを提案。 自動車に頼らない生活への見直しを求めている。

 「地球温暖化対策とまちづくりに関する検討会」(座長・三上岳彦首都大学東京教授) がまとめた報告書案では、1人当たりの道路面積が大きい都市ほど市街地が拡大し、 1人当たりのCO2排出量も多い傾向を指摘。また「渋滞解消のための道路整備」など過度の道路づくりが、 交通量の増大を誘発している可能性があるという。

 また、車社会から脱却するため、駅周辺などに公共施設や商業施設、住居などを集約して、 路面電車などの利用率を高めるほか、徒歩や自転車で用事が済むような都市への転換を提案。自治体には都市計画策定の際、 都市全体としてのCO2削減目標を設定するなど温暖化対策を採り入れる必要性も訴える。

 こうした街づくりを進めれば、中心市街地や地域社会の活性化につながり、 自家用車を利用できない高齢者も暮らしやすくなる。

 

posted by いさた at 16:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 景観とまちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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