2007年02月17日

自分の命よりギニアの太鼓の方が大事?

 外出禁止令・戒厳令が出るなど、治安が悪化しているアフリカのギニアには、外務省から「退避勧告」 が出ているそうです。ギニアには62人の日本人が滞在しており、その半数が、 ジャンベ(西アフリカの太鼓)を習うために来た若者。
 格安チケットを利用しているため飛行機の便を変えると飛行機代が高くなる、とか治安が回復するまで太鼓を習いたい、 などいう理由で、退避勧告を無視しており、外務省が国外に退去するように説得を続けているとのこと。

 ギニアの日本大使館閉鎖の可能性もあるということで、かなり危険な状態であることは間違いなかろう、と思います。 「命あっての物種」という言葉の通り、ここは素直に外務省の言うことを聞いて、ギニア国外に出る方がいいですよ・・・

 日本で同じ状況を経験することはまず無いので、感覚が無いのかも知れませんが「治安が回復するまで習いたい」 なんて呑気なことを言っている場合ではないと思いますが、どうでしょう。(私も戒厳令下といった状態の経験は無いのですが、 危険な状態だ、という想像はつきます)それとも、現地の地域によっては、そんな危険な日常ではないということでしょうか。

 アメリカのイラク侵攻がはじまってまだそれほど時間が経っていない頃、 イラクに出かけてテロ組織に捕まった日本人3人組や、殺されてしまった方のことがふと頭をよぎりました。

 

asahi.com
ギニアの太鼓に魅せられ、若者が「退避勧告」無視

2007年02月17日16時18分

 治安悪化よりも民族楽器のリズム――。西アフリカの太鼓「ジャンベ」 に魅せられてギニアに滞在中の若者が、外務省の「退避勧告」 を無視して現地の日本大使館やホームステイ先にとどまっている。大使館閉鎖の可能性もあり、 外務省は国外に出るよう懸命に説得を続けている。

 ギニアでは今年に入って首都コナクリや周辺でゼネストが相次ぎ、教育機関や商店が閉鎖。 1日18時間の外出禁止令と戒厳令が出ている。デモ隊と治安部隊との衝突で、今年の死者はすでに110人を超えた。

 16日現在の在留邦人は62人だが、うち半数が太鼓を習うために来た20〜30代前半の男女。 大半が格安チケットを利用し、「便を変更すれば飛行機代がかさむ」「治安が回復するまで太鼓を習いたい」 などと話しているという。11人は、大使館に寝泊まりしている。

 ジャンベは丸太をくりぬいた杯形で、牛やヤギの皮を張る。05年の愛知万博ではギニアの 「ナショナルデー」に登場し、演奏やダンスが披露された。学校の交流事業や民族音楽ブームで親しむ人が増えている。

 

posted by いさた at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(国際) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人気ブログランキングへ 【当ブログや記事を評価していただける方へ】
最後までお読みいただきありがとうございます。m(_"_)m
上のバナーをクリックしていただけると励みになります。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。