2007年02月16日

「穴あきダム」が流行か?

 もうしばらく前のことになりますが、田中康夫知事時代に「脱ダム宣言」をした長野県で、脱・脱ダムとなる、 新しいダムの建設が発表されました。

 長野のケースは、正確には、計画・建設を凍結をしていたダムを、「穴あきダム」 という形式に変更して建設する方向になった、ということなんですが、今度は、熊本県の川辺川ダムの建設に関して、この 「穴あきダム」方式を検討するよう、国交省に要請をしたそうです。

 「穴あきダム」というのは通常は水を貯めず、洪水時に水を貯めるため、環境への影響を小さくできる、 という特徴があるようです。治水目的では一定の効果がありますが、利水目的はダメですね。しかし、 環境への影響を重視する向きには、選択肢の一つとして流行しそうな気がします。

 ダム建設賛成派・反対派、ケースバイケースでどちらの武器にもなりそうな「穴あきダム」ですが、 これでダムの建設が進むようになれば、建設会社の仕事が増えるのは間違いないでしょう。

 

asahi.com
川辺川ダムを「穴あき」に 国交省の有識者委が検討要請

2007年02月15日01時10分

 国土交通省が熊本県に建設を予定している川辺川ダムについて、有識者らでつくる国交相の諮問機関 「河川整備基本方針検討小委員会」は14日、治水のみを目的とした「穴あきダム」 での建設の可能性を検討するよう同省側に要請した。小委員会側は「通常時に水をためない穴あきダムにすれば、 環境への影響を小さくできる」とするが、国交省幹部は「ダムで発電を計画している企業の理解が得られない」 として難色を示している。

 川辺川ダムは治水、利水、流量調整、発電の多目的ダムとして計画されたが、 農林水産省の利水計画がまとまらず、利水を除外する方針が1月末に固まっている。

 小委員会は、潮谷義子・熊本県知事や専門家ら21人で構成。 川辺川ダム計画のある球磨川水系の中長期的な治水方針を昨年4月から検討している。

 

川辺川ダムの「穴あき」化、国交相は消極姿勢

2007年02月16日12時15分

 国土交通省が熊本県で建設を計画している川辺川ダムをめぐり、国交省の有識者委員会が「穴あきダム」 としての建設の可能性を検討するよう同省に要請したことについて、冬柴国交相は16日午前の閣議後会見で 「意見としてはうかがうが、(球磨川水系の)河川整備基本方針を策定する段階で(決定)する性質のものではない」 と検討に消極的な考えを示した。

 冬柴国交相は「河川整備計画を策定する際、具体的にどのダムを穴あきにするかどうか決める。将来、 河川整備基本方針が策定され、それに基づいて河川整備計画が立てられる際に具体的に検討されるものだと思う」と述べた。

 

posted by いさた at 15:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 土木関連(技術) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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