東京都杉並区の親子が殺害された事件で、近所に住む大学生が容疑者として逮捕されたとのこと。 私は昨日までこの事件のことを知らなかったのですが、殺害の動機を「両親からあまり小遣いをもらえなかった」 などと供述しており、どうも金目当に犯行に及んだようです。
容疑者の家は資産家として知られている、ということで、小遣いをもらえなかったというのは考えにくいのですが、
何か家の方針があったのか、それとも「資産家の金銭感覚」では少ない小遣だったのか?
被害者が高齢者の親子だけで暮していることを知っていて殺害に及んだ可能性があるということで、さらに金目当なら、
金銭的に逼迫した状況を想像するのですが、記事を読んでいると、そこまでの状態でも無さそうだし、
どうも動機が理解できません。
さらには、容疑者は控えめでおとなしいタイプということで、事件は唐突な印象があり、 ますます理解できない犯行です。どことなく、今年初めに渋谷区で相次いで起きた、 バラバラ殺人事件と同じような匂いを感じています。
asahi.com
逮捕の学生「小遣いもらえず金に困って」 杉並親子殺害
2007年02月15日12時29分
東京都杉並区桃井2丁目で、野元富恵さん(86)と長男新一郎さん(61)が自宅で殺された事件で、 窃盗未遂の疑いで警視庁に逮捕された近くの大学生志村裕史容疑者(21)が「小遣いがあまりもらえず金に困っていた」 などと供述していることがわかった。野元さん方は、タンスや机などがひどく荒らされており、同庁は、 志村容疑者が金目当てに侵入し、手当たり次第に物色した可能性もあるとみて調べている。
荻窪署捜査本部の調べでは、志村容疑者は「両親からあまり小遣いがもらえなかった」などと供述。 野元さん方では、新一郎さんの財布から紙幣がなくなっており、ほとんどの部屋でタンスや机の引き出しが開けられ、 広範囲に物色された跡があった。
志村容疑者は、 2人が殺害されたとみられる直後の1月25日夕に新一郎さんのクレジットカードで現金を引き出そうとしていた。一方で、 野元さん方で目立たない場所にあった金庫は開けようとした形跡がなかった。
捜査本部は、志村容疑者が野元さん方で2人を殺害後、 場当たり的に金目のものを探した疑いがあるとみている。
毎日インタラクティブ
東京・杉並の親子強殺:逮捕の日大生、
殺害認める供述 金銭目的の犯行か
東京都杉並区の野元富恵さん(86)宅で先月、富恵さんと長男の新一郎さん(61) が殺害された事件で、 新一郎さんのクレジットカードで現金を引き出そうとして窃盗未遂容疑で逮捕された日本大学理工学部3年、 志村裕史容疑者(21)=同区桃井2=が、警視庁荻窪署捜査本部の調べに対し、 殺害を認める供述をしていることが分かった。捜査本部は、金銭目的で殺害に及んだ疑いがあるとみて裏付けを進めている。
志村容疑者宅は野元さん宅の裏手にあり、 捜査本部は高齢者だけが居住する民家と知って野元さん宅を狙い、 顔見知りであることから殺害した可能性があるとみている。
野元さん親子は先月28日、それぞれの寝室で刃物で刺されて死亡しているのが発見された。 富恵さんが24日午後8時ごろ、別居の娘と電話で会話をしており、2人は同日夜から翌25日朝までに殺害されたらしい。 物色の跡から強盗殺人事件とみて捜査している。
◇被害者宅に酒供える
志村容疑者は、野元さん親子の遺体が見つかった3日後の1月31日昼、野元さん宅前を訪れ、 花束と酒を供えていた。連日、花を手向ける人はいたが酒を供える人は珍しく、 事件現場の警備に当たる警察官の印象に残ったという。別の日にも、 近所の人に交じって野元さん宅を見ている姿が目撃されていた。
日大広報課によると、志村容疑者は04年4月、日大二高から推薦入学で日大理工学部機械工学科に進学。 05年4月から病気を理由に休学し、1年後に復学した。同学科は卒業までに130単位が必要だが、 現在までに取得したのは7単位。サークルには所属していない。担当教員は「授業にもあまり出ておらず、 印象に残るような学生ではなかった」と話している。
近所の人によると、志村容疑者は両親と姉、弟の5人暮らし。家族は杉並区内にマンションなどを所有し、 資産家として知られる。
近くの主婦(67)は志村容疑者について「幼いころからおとなしかった。道ですれ違うと、 軽く会釈するだけ。物静かで優しい印象」と話す。別の主婦(77)は「まじめでおっとりした感じ。 お金に不自由するような家庭じゃないし、野元さんとのトラブルも聞いたことがない」と首をかしげた。
毎日新聞 2007年2月15日 東京朝刊



