スペインで、政府と衣料品メーカや百貨店が、あまりにも小さいサイズの洋服のディスプレーを止め、 大きいサイズの服のラインナップを充実させる協定を結んだとのこと。目的は、痩せすぎ女性を減らすため、 ということだそうです。
欧州では、若い女性が激痩せ志向で、拒食症を招く原因になるといった懸念が広がっているとのこと。 アメリカや日本では肥満が問題になっているけれど、欧州では痩せすぎが問題になっているとは。 ダイエットに失敗している人たちにとってはうらやましい悩みか。
日本でも、あるあるのねつ造問題があったことだし、ダイエットに関して何らかの規制がかけられるかもしれませんね。
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激ヤセ「煽りません協定」 スペイン 政府と衣料品業界
2007年02月05日13時20分
スペイン政府と大手の衣料品メーカーや百貨店が、 あまりに小さいサイズの服を陳列ケースに飾らないことや、 大きいサイズの服をもっと取りそろえることなどを定めた協定書をこのほど交わした。若者の健康をむしばむ「激ヤセ」 志向に待ったをかけるのが狙いだ。
地元報道によると、協定ではサイズ38(日本の9号サイズ) 未満の服のショーウインドー展示を自粛するほか、サイズ46(同17号サイズ) を従来より目立つ場所に置くなどとしている。
12〜70歳の女性8500人のサイズを測定したスペイン保健省が、 「女性の美の概念が社会の実態からかけ離れている状況を改善するため」として業界に呼びかけた。日本にも進出する 「ZARA」や「MANGO」などの人気ブランドや、同国最大の百貨店チェーンなどが協定に署名した。
欧州では近年、激ヤセをありがたがる風潮が若い女性の拒食症を招いているとの懸念が拡大。 マドリードのファッションショーが昨年、一定体重以下のモデルの参加を禁止。仏保健省も1月、 ファッション業界と拒食症対策を探る作業部会の設置を決めた。