2月15日に、ロシア中部のチェリャビンスク州というところに隕石が落下し、今のところ負傷者が約1200人、建物の損壊が約3000棟にわたる被害が出ているとのこと。
隕石は隕石でも、直径が17メートル・重量がおよそ1万トンと推測されており、このレベルの隕石が地上に落ちてくるのは数十年に一度ぐらいの頻度と考えられるそうです。
千年に一度とか、そういう地震の発生にあった後では、数十年に一度という頻度はそう珍しくもない感じがしますが、隕石によって市街地に大きな被害が出ることは珍しいようです。
人間が生活しているエリアに影響を及ぼすのが珍しいのですね。地球の表面積の7割は海で、残りの陸地の中での都市部の面積はわずかなものでしょうから。
隕石や小惑星など、地球に接近する天体は、ある程度の大きさが無ければ事前に観測することが難しいそうで、今回のようなまさに「青天の霹靂」という事態にならざるを得ないようです。
これもまた、避けるのが難しい天災の一つ。
YOMIURI ONLINE
隕石は直径15m、7千トンか…負傷1145人
【チェリャビンスク(ロシア中部)=緒方賢一、ボストン(米東部)=中島達雄】ロシア中部チェリャビンスク州に落下した隕石(いんせき)の被害は16日未明(日本時間同午前)までに負傷者1145人、損壊した建物は病院34棟を含む計2962棟に拡大した。
露非常事態省が発表した。
タス通信が同州警察当局の話として伝えたところによると、被害地域は州都チェリャビンスク市を中心に、同市西方約100キロのズラトウスト、南方約130キロのトロイツクなど広範囲に及んだ。同州は被害総額を約10億ルーブル(約30億円)と試算している。
米航空宇宙局(NASA)は15日、この隕石の大気圏突入前の大きさが直径約15メートル、重さは、競技用50メートルプールの水3杯分にあたる約7000トンだったとの推定結果を発表した。突入前の速度は時速約6万4000キロとみられる。音速の約50倍だ。NASAは、このサイズでは、日中に接近した場合、事前に見つけるのは困難だとしている。
(2013年2月16日14時36分 読売新聞)
地球に近づく天体を監視する「日本スペースガード協会」の高橋典嗣(のりつぐ)理事長によると、ロシア中部チェリャビンスク州に落下した隕石(いんせき)は、地球に落ちてきた小惑星と考えられる。
地球軌道をかすめる小惑星は1万個近く見つかっており、うち約1300個が直径1キロ・メートルを超える。高橋さんは「今回と同じレベルの隕石落下は、数十年に1度の頻度で起きるが、市街地に落ちることはまれで、1000人規模のけが人が確認されたのは初めて」と話す。
(2013年2月16日16時58分 読売新聞)
【ボストン(米マサチューセッツ州)=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は15日、ロシアに落下した隕石(いんせき)について、大気圏突入前の大きさは直径17メートル、重さは1万トンだったと数字を上方修正した。
大気圏突入時の空気の振動を観測する空振計のデータ収集が進んだため、再計算した。それまでは直径15メートル、重さ7000トンと算出していたが、直径が13%、重さが43%、それぞれ大きくなった。今後も修正の可能性がある。
隕石が大気圏に突入してからばらばらに分解されるまでの時間は、32・5秒だった。
(2013年2月16日20時22分 読売新聞)
今日も絶好調の7転びヤタローです
隕石がロシアで良かったっすね(^^;)
って、良くはありませんが、隕石は何処に落ちるかわかりませんね!
今BSでスキーワールドカップやってますね
よろしくお願いします!