シャープが世界最大の108インチ液晶パネル発表を機会に、学校の黒板として販売する構想を練り始めたそうです。 AQUOSで勢いに乗っていますねえ。社長のコメント「液晶だと動画も見られる」はなるほどと思いました。
発想は、商売としては面白そうです。まあ、コストの問題もあるだろうから、まずは一部の特別教室限って設置、 ということになるでしょうが、ウチの子供たちを含めて、 今の子供たちは黒板ならぬ液晶パネルで授業を受ける機会があるかもしれません。
もし、黒板が液晶に変ったら、先生もパワーポイントを流しておけばいいし、一度つくれば使い回せるしで、 授業が楽になりそう。巨大液晶にゲーム機をつなぐ生徒は必ず出てくるでしょうね(^^;
ただ、完全に黒板の代替としてしまうと、停電したらロクに授業ができない、という事態が起きそうで、 それはちょっと情けない感じがします。心配なのは、中国で液晶が高く売れる時代になった時、 盗難に遭いそうなことでしょうか。あるいは、卒業式で腹いせに液晶パネルを壊されるとか。
asahi.com
108型液晶パネル、教室の黒板に シャープが販売構想
2007年01月27日17時29分
教室の黒板もデジタルの時代か――。シャープが今月発表した世界最大の108インチ液晶パネル (高さ1.35メートル、幅2.4メートル)を学校の黒板向けに販売する構想を練り始めた。 書き込み可能なタッチパネル仕様にして、テレビ以外の新たな需要を開拓するアイデアだ。
108インチ液晶は今夏、テレビかディスプレーとして発売する予定。一方で、 世界最大の液晶を別の用途に活用する方法を模索するなかで、オフィス用ホワイトボード、看板のほか、 教室の黒板に思いが至った。
黒板の全国団体によると、教室内の黒板のサイズは高さ1.2メートル、幅3.6メートルが一般的で、 液晶パネルの108インチより幅が一回り大きい。学習塾・予備校は全国に計約4万9000教室、 大学と大学院を含む学校数は計約4万校もある。
同社は昨夏、市販最大の65インチ液晶を書き込み可能なタイプとし、会議向けに発売している。 108インチの書き込み型は、技術的には問題ない。
町田勝彦社長は「液晶だと動画も見られる。地球の自転などを示せば、理解も深まるはず。 理系離れの歯止めにもなる」と話している。
一応教壇に立っている拙僧からしますと、確かにこれは楽そうです。
チョークでスーツが汚れることもなさそうですし、なにより漢字なども間違わなさそうです。
後は、ご指摘のように停電が恐いですね。ついでに、これが普及してくると、先生が教壇にいなくても授業が成り立つような気がしてきました。
手も汚れないし、間違いも少なくなるというのは想像できますが、授業時のアドリブ的対応というのはやりにくくなるかもしれないですね。
>後は、ご指摘のように停電が恐いですね。ついでに、これが普及してくると、先生が教壇にいなくても授業が成り立つような気がしてきました。
液晶よりも通信環境に金をかけた方が良い、ということになって、結局は通信教育、放送大学のようになってしまうかもしれませんね(^^;