2007年01月18日

体外受精児は65人に1人

 とあるNPOが、不妊体験者と一般女性を対象に不妊治療に関する意識調査を行った結果、 一般女性の理解があまり進んでいないことがわかったそうです。

 自身が不妊でなければあまり関心を持たないと思いますし、 私も引用記事を読むまでは知らないことがたくさんありました。カップルの10組に1組は不妊治療をしているとか、 国内の体外受精で生れた子供は65人に1人であるとか。
 人工授精と体外受精の違いも知らなかったですね。体内で人工的に受精させる場合を人工授精というそうで。

 不妊治療を受けているカップルが10組に1組というのはかなり多い印象ですね。 体外受精で生れてくる子供が65人に1人いる、というのはもっと意外。ただし、以前、不妊治療休暇という記事で体外受精で出生した子供が全出生数の1.5%いる、というくだりがあり、これから計算すると、65人に1人、ということになりますね。これだと、幼稚園や小学校で全員集めれば、 数名〜10名ぐらいは体外受精で生れてきた子供がいる、というぐらいの割合のようで、1.5%よりも実感が湧いてくる表現です。
 こういった割合は、将来的に増加していく傾向なんでしょうか。

 少子化する日本、不妊治療・体外受精によって支えられている、といったところでしょうか。

 


 

asahi.com
体外受精児、65人に1人 一般女性の正解11%

2007年01月18日17時33分

 不妊体験者らでつくるNPO法人「Fine」(東京都)が、体験者と一般の女性に行った意識調査で、 不妊治療の実態や、生まれる子の65人に1人が体外受精という現状に、 一般の理解があまり進んでいないことが浮かび上がった。調査結果は20日のNPO法人「日本不妊予防協会」 の設立総会で報告される。

 調査は昨年10月、インターネット上で実施。 同法人の会員を中心とした不妊体験女性と一般女性のそれぞれ約100人ずつに、 基本的な知識など20問を選択式で聞いた。

 日本ではカップルの10組に1組が不妊治療をしているとされる。この割合を聞いた設問では、 体験者は76%が正解だった。しかし、一般の正解は49%で、「20組に1組」が15%、「50組に1組」も6% あった。

 また、国内で体外受精で生まれた子は、日本産科婦人科学会の03年度調査では「65人に1人」。 体験者の正答率42%に対し、一般は11%と低く、「290人に1人」と最も少ない割合を選んだ人が34%、 「210人に1人」も27%だった。

 一般の女性には、人工授精と体外受精の違いを理解していなかったり、「20代後半」 とされる女性の生殖能力の低下開始年齢を、実際より高い「30代後半」と考えていたりする人も多かった。

 Fine代表の松本亜樹子さんは 「不妊について体験者と一般の意識を比較する調査はこれまでなかったと思う。 一般の人は不妊などについて正しい情報に接する機会が少ない。誤った知識のまま、生殖能力を過信することで 『不妊予備軍』が増えたり、治療を特別視して偏見につながったりする心配もある。正しい知識の普及に努めたい」と話す。 調査結果は近くホームページ(http://j−fine.jp/)にも掲載する予定。

 

posted by いさた at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(子供) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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