久米宏が、10年前の「ニュースステーション」(懐かしい響きに感じるようになってきた)での自身の発言に対して、
今月1日に謝罪していたとのこと。謝罪の相手は当時抗議をした有道出人さん。
問題の発言は「外人の日本語は片言の方がいいよね」という内容。
最近になって抗議があったことを知ったため謝罪したと久米氏自身がコメント。
私自身は、このような発言があったことは知りませんでした(もしくは記憶に残っていない)が、 10年前のことだからまあいいか、と放置しなかったのは良かったと思いますね。
やはり10年前ということで、ネットもさほど普及していないし、 個人で情報発信が出来る範囲が今よりは狭かったので、抗議が知られなかったのかも知れません。果して抗議を知っていたのか、 知らなかったのか、真相はわかりませんが。
もし現在、報道ステーションで古舘伊知郎が同じような発言をしたら・・・・
ほぼ即時的にブログやら掲示板で格好のネタにされることになるのは間違いないでしょう。
10年後に云々ということは無く、すぐにカタをつけないといけないでしょうね f(^^;
asahi.com
「外人の日本語は片言の方が」 久米さん10年後の謝罪
2006年12月21日16時59分
キャスターの久米宏氏が、テレビでの発言をめぐる在日外国人からの10年も前の抗議に対して今月1日、 謝罪していたことがわかった。謝罪したのは、出演していたテレビ朝日「ニュースステーション」での 「外人の日本語は片言の方がいいよね」との発言。久米氏は「今頃何をとお思いでしょうが、心からおわびします」 としている。
外国人の人権を守る活動をしている「ザ・コミュニティー」代表で米国出身の有道出人(あるどう・ でびと)さん(41)によると、発言があったのは96年10月の同番組内。インドのルポの中で、 インド人がよどみない日本語で話をする映像を見て、久米氏は「しかし、外人の日本語は片言の方がいいよね」と発言した。
これに対して、有道さんらは同局に口頭やメールで、「日本語を必死に勉強し、 日本社会に溶け込もうとしている外国人もいる。とても不快に感じた」などと抗議した。だが、当時、 返事はなかったという。
久米氏から有道さんに突然謝罪のメールが届いたのは、今年12月1日。発言を認めた上で、 「よく考えてみると、これはかなり失礼な発言だと思います。いわゆる『島国根性』の視野の狭さ、と反省しています」 などと書かれていた。
久米氏は朝日新聞の取材に対し「最近、(抗議があったことを)ネット上でたまたま知りました。 10年前は知りませんでした」とコメントした。
有道さんは当時から、自身のホームページ(HP)にことの経緯を詳しく掲載していた。
有道さんは「驚いたが、久米さんのように影響力のある人が過去の発言を放置せず、 修正しようとしてくれてうれしい」と話している。
テレビ朝日広報部は「当時の対応の内容はわからない。 視聴者から毎日100件ほどの意見をいただいており、司会者らにすべて伝えるわけではない」としている。