岐阜県で、日本脳炎の予防接種を受けた小学5年生男児が、接種直後に意識不明、心肺停止状態となって亡くなったそうです。
同時に接種を受けた3年生の妹は特に異常がなかったとのこと。
日本脳炎の予防接種は副作用が問題になって数年の間推奨されておらず、2009年に新しいワクチンができて再開されていました。
しかし、このようなニュースを聞くと現在のワクチンの安全性が気になってきますね。
接種が推奨されていない期間あたりに生れた子供たちは、現在、予防接種をするように勧められているので、対象になっている子供(亡くなられた子もこの年代です)を持っている親ならばなおさらに気になります。
状況からすると、何らかのアレルギーがあって、重篤なアナフィラキシーショックを起したように思えます。
予防接種で一般的に起きやすい副作用では無いと思いますが、原因の解明が望まれますね。
日本脳炎 | 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/annai.html
YOMIURI ONLINE
日本脳炎予防接種後、男児死亡…母と一緒に医院
17日午後5時15分頃、岐阜県美濃市の小児科医院で、小学5年の男児(10)が日本脳炎の予防接種を受けたところ、直後に意識がなくなり、心肺停止状態となった。
男児は別の病院に搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。
県警関署の発表や医院の説明によると、男児は母親(36)と医院を訪れ、小学3年の妹とともに接種を受けた。妹は特に異常なかったという。同署では、男児が何らかのショック症状に陥ったとみて、死因などを調べている。
院長(73)によると、男児は今回が初めての接種で、問診票には、アレルギーがないと書かれていたという。
院長は「ワクチンは1人分ずつ用意しており、適切に接種した。発熱などの副作用は知っているが、今回のような例は聞いたことがない」と話している。
日本脳炎のワクチン接種は、副作用被害が相次いだため2005年から行われなくなっていたが、新ワクチンが開発され、09年に再開されていた。
(2012年10月18日11時11分 読売新聞)
トラバありがとうございました。
かなり怖いお話しです。
徹底した原因究明を願います。
容態が急激に悪化するというのは確かに恐ろしいです。
何らかのアレルギー反応だとした場合、アレルゲンを特定しないと危険ですね。
もしかすると、日常生活で触れることがまれで、わかりにくいモノへのアレルギーかもしれませんね。