自民党の新しい総裁は、石破VS安倍の決選投票で安倍氏が選出され、党員票の差を逆転して再登板することになっています。
再登板、ということで新鮮味は感じられませんが、「解散」の口約束を実現させて、政権交代に持込むには、首相の経験があるという点はメリットに働くかもしれません。
石破氏が幹事長を務めるらしいので、協調して働いてゆけば、これまでとは違った展開が期待できるか?ただ、以前の突然の首相辞任のように、健康面での問題は不安がありますね。
後は、維新の会と連携するか、ということですが、これは最近の領土問題に対する橋下市長や維新の会の発言を見ている限り、しない方が無難ではないでしょうかね。
今ぐらいのタイミングで総裁になり首相を目指す、というのが本来で、先年の首相就任が早すぎたのかもしれません。
さて、民主党を政権から早く退場させられるでしょうか。
YOMIURI ONLINE
石破氏と協力強調…安倍新総裁、早期解散要求も
自民党新総裁に選出された安倍晋三元首相は26日夕、党本部で記者会見し、党役員人事について、「一両日中じっくり考えたい」と述べ、早期に行う考えを示した。
第1回投票で党員票の過半数を獲得しながらも決選投票で敗れた石破茂前政調会長の処遇について、安倍氏は「重く受け止めなければならない。協力することが求められている。来たるべき総選挙を勝ち抜くことができる強力な布陣にしたい」と語り、連携していく考えを示した。
また、総裁選に出馬した他の候補は「ノーサイドだ。垣根を全くはずして人材を活用したい」とし、さらに「若い人材、フレッシュな人材を活用する」とも述べ、派閥にとらわれない人事を行うとした。
谷垣総裁が野田首相と「近いうち」の衆院解散で結んだ合意は、「国民との約束だ」として、早期の衆院解散を求めていく考えだ。秋の臨時国会における国会審議について、「一切応じないというつもりはない。お互いに政治家として約束を果たすことが求められている」と述べた。
(2012年9月26日17時58分 読売新聞)
自民党の安倍晋三新総裁は26日の記者会見で、中国への対応について、「まずは尖閣(諸島)、領海をしっかり守っていく意思を示す」と述べた。
そのうえで、「日本は輸出で利益を上げ、中国も日本の投資で雇用を作っている。切っても切れない関係だ。お互いにお互いを必要としている」と指摘した。
外交・安全保障政策については、「日米同盟を再構築するうえで、集団的自衛権の行使は必要だと訴えてきた」と語った。
また、「成長戦略、教育再生、憲法改正に取り組む」とも述べた。
(2012年9月26日18時14分 読売新聞)