長野県のスーパーの駐車場で、79歳の男性が自分の妻を引き、さらに店の前に並んでいた客4名をはねる事故が発生。 妻は死亡、客4名は軽傷だったそうです。
男性が誤って車を前進させたらしい、ということですが、アクセルとブレーキを間違えたのでしょうか。 高齢者になると、そう言った勘違いを起しやすいようです。予測しがたい操作による事故ですが、 これから高齢者が増加していけば、こういった事故が増えてくるのでしょうね。
少し前に、報道ステーションで認知症のドライバーの問題が特集あり、こちらでも予測しがたい操作をしたり、 道路標識の解釈が曖昧になったりしていました。運転免許の適性試験でも、認知症の項目はあるそうですが、 それを客観的に判定するのが難しいため、自主的に免許を返納するケースを除けば、実際に運転には不適、 とされることはまず無いようです。
もしも運転、と先々の状況を予測して運転するように言われますが、 これまで書いたようなケースでは予測するのは難しいと思います。もみじマークをつけている車に注意することはできますが、 車同士ならある程度は有効でも、歩行者と車の場合、あまり意味をなさないように感じますね。
高齢者ドライバーについては、近い将来、社会問題化してくるのではないかと思っていますが、 有効な対策があるでしょうか。クルマが無いと生活できないような地域での対策が、一番の課題になるでしょうね。
毎日インタラクティブ
駐車場事故:夫の車にひかれ妻死亡 長野・茅野
8日午前9時55分ごろ、長野県茅野市塚原のスーパー「オギノ茅野店」駐車場で、同市玉川、無職、 福岡義政さん(79)運転の乗用車が妻のきみほさん(80)をひき、さらに店の前に並んでいた4人をはねた。 きみほさんは頭などを打ち、間もなく死亡した。4人の中には3歳女児もいたが、いずれも軽傷という。
同県警茅野署によると、義政さんは、きみほさんを先に降ろした直後、誤って車を前進させたらしい。 スーパーは売り出し初日だったため、開店前から客が並んでいたという。【江連能弘】
毎日新聞 2006年12月8日 11時56分 (最終更新時間 12月8日 12時28分)