12月19日、名古屋で開かれる平井堅のコンサート「Ken's Bar」の終演後に、
愛知県警が会場から出る全ての車のドライバーに飲酒検問をする、ということです。
「Ken's Bar」ではアルコール類が提供され、会場に車で来場する客が多いと予想されることから、
県警は飲酒運転の可能性を見過せない、ということらしい。
主催者側も場内放送やポスターなど、飲酒運転防止策をとるそうですが、 やはり最後は良識に頼るしか無いという実情も考慮した上での検問のようですね。
飲酒運転が社会問題となっているのは確かですし、飲酒運転を未然に防ごう、という意志もわかりますが、 かといってコンサートのウリの一つであるムーディーな「Bar」で無くなってしまう、というのは何とも無粋です。また、 場合によっては主催者が飲酒運転幇助に問われるリスクもあり、これもまた無粋。
ここで、来場者全員が、公共交通機関で来る、なんてことになれば平井堅ファンは「あっぱれ」ですねえ。
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お酒つき平井堅さんコンサート、終演後に全車検問
2006年12月06日15時06分
名古屋市で19日夜に開かれる人気歌手平井堅さんのコンサートが客にアルコールを出すスタイルのため、 車で来場した人の飲酒運転を招きかねないとして、愛知県警と市が主催者に、 酒提供の取りやめの検討や飲酒運転防止策をとるよう要請している。主催者は酒提供の形は守る一方、 車での来場者には酒を出さない、飲酒運転しないよう呼びかけるなど対応をとる。だが良識に頼らざるを得ないのが実情で、 県警は、コンサート終了後に会場の駐車場から出るすべての車を対象に飲酒検問を実施することにした。
コンサート「Ken’s Bar」は19日午後7時から同市南区のレインボーホール (名古屋市総合体育館)で開く。主催者によると、会場をバーに見立て、客はビールやウイスキー、 カクテルなどの酒類やソフトドリンクが1杯もらえる。平井さんが98年から小さなライブハウスで始め、 人気が高まるにつれ規模が大きくなった。今回の定員は約7000人。
ホールには約1400台分の大規模駐車場を備えており、普段のイベントでも車での来場者が多い。 これまでのコンサートでは、駐車場の8割以上が利用され、満車になる時もあるという。
ホールを所有する市は10月、主催者から酒類提供を知らされた。県警に相談して11月初旬、 主催者側に(1)酒を提供しない(2)提供するなら、チケットなどへの注意書きや場内放送、 ポスター掲示で飲酒運転をしないよう促す(3)平井さん本人が客に呼びかける(4)酒提供の際、 車で来ていないことを確認する――などの検討を求めた。県警が11月中旬に同社に酒提供について確認すると 「変更できない」との回答だったため、飲酒運転の防止策を依頼したという。
主催者側は、新聞や雑誌の広告に車での来場者には酒を出さない旨の注意書きを入れたが、「 (車かどうかは)申告を信じるしかない」と話す。平井さんの事務所ピンナップスアーティスト(東京)は 「本人による呼びかけは検討中だが、場内放送やポスター掲示など、できることはすべてする」としている。
当日、県警は駐車場出口で全車に検問を行う。県警幹部は 「東京ドームなど客のほとんどが公共交通機関で来る会場と事情が違う。 飲酒運転の可能性がある状況を見過ごすわけにはいかない」と話している。
社会的に影響力のある人間が、広い視野と的確な判断力があれば社会の要請に背を向けるような行動はしない。平井堅は鼎の軽重が判断できないようなプアな人間なのか。恒例だからという安易な考えだけで判断するな。
手厳しいコメントですね。
本来「飲むなら乗るな、飲んだら乗るな」で来場すれば良いだけの話ですが、それだけでは安心できないというのが今の時勢。
事前に報道もされて世間の関心を引いています。ファンが節度をもって来場すればカッコイイですし、そうなることを期待します。
名古屋にはすごいのがあるのですねぇ。
>で、一々コンサートのやり方なんかに口を出すな、と。
何事もなく終って欲しいですね。
来年以降開催中止、なんてことにならないように。