2006年12月03日

アメリカの空港で裸体まで透視するスキャナー検査を試験導入

 アメリカはアリゾナ州のフェニックス空港で、 新型ボディスキャナーを使って客の全身を調べる検査を試験導入するそうです。金属探知機に反応した後の二次検査で、 「バックスキャッター式X線」のスキャナーを使うが、これを拒否して従来の検査を受けることもできるとのこと。

 バックスキャッター式というのは、少量のX線を投射して得られる像を特殊処理し、写真のように表示できるそうです。 ALTECH ADSというサイトで見ると、かなりの威力がありますね。 モノクロ写真ですが、形はよくわかります。

 人権保護団体などが「ヌード同然だ」と反対していたそうですが、確かにここまで透視されると嫌な感じですね。 検査側の当局は、画像にぼかしを入れ、検査後すぐにデータを消すなどの配慮を行う方針だそうです。
 試験導入では配慮が徹底できても、これが普及して広く使われるようになると何が起きるかはわかりませんが。

 引用記事では「米空港では初の試み」ということなので、例えば他の国では既に導入して、 搭乗客の検査用に使っているところもある、ということなのでしょうか。アメリカで普及すれば、 日本でも導入するかもしれませんね。

 

asahi.com
米空港、「ヌード同然」検査導入へ 画像にぼかしで配慮

2006年12月02日15時14分

 米運輸安全局は1日、新型ボディースキャナーで旅客の全身を透視して調べる検査を、 アリゾナ州のフェニックス空港で年内に試験導入すると発表した。この検査には「バックスキャッター(後方散乱)式X線」 の装置が使われ、米空港では初の試み。不審物発見能力は折り紙付きだが、「ヌード同然だ」 と人権保護団体などが反対していた。

 新スキャナーを使うと、隠されたプラスチック製爆弾や麻薬を探知しやすく、航空テロ対策を強化できる。 一方で、衣類も完全に透視されるためプライバシー侵害になるとの批判も強い。運輸安全局は画像にぼかしを入れ、 検査後すぐにデータを消去するなど配慮する方針。全身スキャナーは金属探知機に反応した際の二次的なもので、 拒否して従来の検査を受けることもできるという。(時事)

 

posted by いさた at 05:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 思い事(すごい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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