なでしこは惜しくも決勝でアメリカに敗れました。しかし、力は伯仲していると思います。
今年のオリンピックは、金メダルになかなか届かないものの、銀・銅メダルは多く、現在、アテネ五輪の37個に続く33個とのことです。
銀・銅、といっても世界の中での2位・3位ですから、充分に誇れることです。そのような競技・選手が数多い、また日本初や久しぶりのメダル獲得が多いと言うことは、スポーツ全体で、着実に地力がついてきているということなのでしょう。
このところ、オリンピックのニュースの見出しも「銀以上確定」と入ったものが多いように思います。金メダルになかなか届かないので、こういう表現になっているのかもしれませんね。
しかし、メダル勘定の直裁的な表現よりも、「○○年ぶりに決勝進出」とか「金に挑戦」と言う方が、前向きなチャレンジという感じで、期待が高まると思うのですが・・・・「銀以上」は、どこか、メダル獲得が確定した時点で満足してしまっている感じがしますね。
国の経済や政治は下り基調ですが、スポーツは上り基調でしょうか。この調子でさらに力がついていけば、観ている方も元気づけられます。
YOMIURI ONLINE
なでしこ「銀」、吉田沙保里「金」3連覇
【ロンドン=読売取材団】ロンドン五輪は9日、サッカー女子決勝で日本(なでしこジャパン)が米国に1―2で敗れ、銀メダルとなったが、女子初のメダルを獲得した。
レスリング女子55キロ級の吉田沙保里(さおり)(29)(ALSOK)が金メダルに輝き、前日に同63キロ級を制した伊調馨(いちょうかおり)(28)(ALSOK)に続き、日本女子2人目の五輪3連覇を達成。日本のメダルは計33個(金5、銀14、銅14)となり、史上最多の37個を獲得した2004年アテネ五輪に次いで2番目となった。
バレーボール女子準決勝で日本は、北京五輪優勝のブラジルに0―3で敗れて3位決定戦に回り、28年ぶりのメダルをかけて11日に韓国と対戦することになった。
陸上男子200メートルはウサイン・ボルト(25)(ジャマイカ)が19秒32で優勝。100メートルと200メートルの2冠を史上初めて2大会連続で達成した。
(2012年8月10日10時17分 読売新聞)
ロンドン五輪のボクシングは10日、男子ミドル級の準決勝が行われ、村田諒太(東洋大職)はアボス・アトエフ(ウズベキスタン)を破り、決勝進出を決めた。
ボクシングの日本勢の五輪決勝進出は、桜井孝雄が日本唯一の金メダルを獲得した1964年東京五輪・バンタム級以来、48年ぶり。
(2012年8月10日23時46分 読売新聞)