「マイルドセブン」と言えば、タバコの定番とも言える銘柄ですが、来年の2月より名前を変えて「メビウス」になるそうです。
マイルドセブンは1977年に発売されて今年で35年。名称変更には、縮小する国内市場よりも海外で売上げをのばしたい、という意図があるとのこと。
欧米では、「マイルド」など健康への影響が薄い印象を与える商品名や表示の規制が行われており、規制への対処の意味もあるそうです。
「メビウス」は造語だそうですが(英語の綴りがMEVIUSだから?)、カタカナで書くと造語という印象でもないですね。シャープのPCの名前や、ウルトラマンの名前の方を思いつきます。
私も8年ほど前まではヘビースモーカーでしたが、禁煙してからというものタバコを意識することがほとんど無くなってしまいました。不思議なものですが。
「メビウス」が「マイルドセブン」の後継銘柄、ということもこういったニュースに触れなければきっと気付かないでしょうね。
日本だけでなく世界的にもタバコに対する風当りが厳しくなっていると思いますが、メビウスはマイルドセブンに代ってタバコの代名詞に成長するでしょうか。
時代の流れとしては難しそうです。
YOMIURI ONLINE
さらば「マイルドセブン」35年続いた名称変更
日本たばこ産業(JT)は8日、主力商品「マイルドセブン(MILD SEVEN)」の名称を「メビウス(MEVIUS)」に変更すると発表した。
1977年に発売されたマイルドセブンは、国内で約30%のシェア(市場占有率)を持ち、日本を代表するたばこブランド。35年間にわたって親しまれてきたブランドが姿を消すことになる。
国内では今年11月に、ブランドは「マイルドセブン」のまま、パッケージをメビウスで使用するデザインに衣替えしたうえで、2013年2月上旬から名称も変える。海外では今後1年間をめどに、順次切り替える。メビウスは複数の候補から選び出した造語だが、マイルドセブンの「M」や「S」をスペルの中に組み込むなど、後継ブランドとの位置づけを明確にした。
ロングセラー商品のブランド名刷新には、国内のたばこ市場が縮小する中、海外での売り上げを伸ばして利益を確保したいJTの事情がある。欧米では「マイルド」「ライト」など、健康への影響が薄いとの印象を与える商品名や表示の規制を進めており、こうした問題に対応する狙いもある。
(2012年8月8日19時59分 読売新聞)