横綱審議会が、九州場所で朝青龍が繰出したけたぐりについて、「品格に欠ける」と小言を言っているとのこと。
引用記事の内舘牧子委員の発言に至ると、小言を通り越して、
朝青龍にいちゃもんをつけているようにも思えます(^^;
北の湖理事長が苦笑いなのも仕方ないか・・・・
私は、朝青龍は確かに強いと思いますが、同時に品格や、貫禄といったものが感じられない、とも思います。 武道を極めたものはこうあるべき、という日本人の理想・幻想とでもいいましょうか、そのような境地に至りつつある、 という印象ではないですね。
しかし、外国人力士には、やはり日本人とは文化や考え方の違いがあって、「品格」 だのと言われても理解されにくいかもしれない、とも思いますね。
どうしてもけたぐりはダメ、というのであれば、小言で自覚を促すのではなく、例えば横綱に限っては、 その品格に合わないと思われる技は禁じ手とする、といったような明確なルールを作らざるを得ないのでは。
毎日インタラクティブ
大相撲:朝青龍のけたぐり「品格にかける」…横審が小言
大相撲の横綱審議委員会(横審)が27日、両国国技館であり、 九州場所で全勝優勝した朝青龍のけたぐりについて、出席した全8委員が「やるべきでない。品格にかける」と、 きつい小言。
問題の一番は8日目の稀勢の里戦。石橋義夫委員長(共立女子学園理事長)は 「いまさら星を変える訳にもいかないが……。受けて立つ余裕を見せてほしかった」。内館牧子委員(脚本家)に至っては 「けたぐりという言葉自体、品がない」と話し、果ては朝青龍が制限時間を迎えた時まわしをたたく所作に 「横綱がみっともない」。
これには北の湖理事長が「取組直前の所作については直せないし、あれがなくなったら終わり」と苦笑い。 今年は19種の決まり手で幕内最多67勝を勝ち取った横綱にとって「奇襲」も作戦のうち。 非の打ちどころのない勝利につけた、精いっぱいの注文か。【上鵜瀬浄】
毎日新聞 2006年11月27日 19時30分
ま、金になれば何でもアリアリなこの世の中にあってはせめて横綱くらいには品を求めたいところですね。だけどその横綱に日本人がなれないんだから情けない。朝青龍が何時も汚いやり方をしてるわけでもないのにどうしてなんでしょうねぇ。やっぱり力士になりたい人が減ったのが大きいのかなぁ。
>やっぱり力士になりたい人が減ったのが大きいのかなぁ。
日本人の横綱がいないから、なおさら朝青龍への風当りが強いのかもしれませんね。
大関陣も綱取りへ王手、までは行くのですが、その後が難しい。なんとかがんばって欲しいのですが。