道頓堀川に長さ800メートルのプールを夏限定で設けて、大阪観光の起爆剤にしよういう計画が発表されています。株式会社を設立し、道頓堀完成400周年にあたる2015年夏に営業開始を目指しているそうです。
堺屋太一氏が提唱した「大阪10大名物」なるものの一つだそうで、橋下市長も実現に乗気だとか。
他に類を見ない、という点では大阪らしい奇抜な発想ではあると思いますが、実際の運営面をどうするのか、というところに関心が湧きますね。
どうやってプールにするのか、というところでは、特殊な布の中に水(水道水)を注入するらしいです。道頓堀川の中でそれをする場合、あの汚い川の水がプールに流れ込んでこないのだろうか、という点が一番気になりますね。雨が降って川が増水したらどうなるか、とかも。
あとは、800mの長い区間に渡って、プールにゴミが投込まれないか?とか無料で(有料プールだそうです)勝手に飛込んだり泳ぐやつが出てくるのではないか?といったところも気にかかりますね。
きっちり管理するのは難しそうなので、ユルイ感じでいくのでしょうか。事故さえ起きなければ、それで何とかなるかもしれません。
一度やってみないと、わからない物のように感じます。
YOMIURI ONLINE
道頓堀川に800mプール…基本計画発表
大阪に観光客を呼び込む起爆剤として、大阪府市特別顧問の堺屋太一・元経済企画庁長官が提唱していた大阪・ミナミの道頓堀川にプールを整備する構想の基本計画が7月31日、発表された。
幅12メートル、長さ800メートルの布製プールを川に浮かべ、2015年夏の営業開始を目指す。今年度中に建設と運営を担う株式会社を設立し、開業までに約30億円の整備費を調達するという。
堺屋氏が1月に発表した「大阪10大名物」の一つ。河川管理者の大阪市の橋下徹市長も乗り気で実現に向け官民が動き出していた。
基本計画では、名称を「道頓堀プール」とし、箱状の特殊な布の中に水を注入して日本橋から深里橋の間に設置。遊歩道を「プールサイド」とする。道頓堀完成400周年にあたり、「大阪都」移行を目指す15年の開業を目標とする。
営業期間は毎年6月末〜9月初旬とし、入場者は年間100万人、収入は広告料や入場料などで年間16億円を見込む。
総合プロデューサーを務める堺屋氏はこの日、地元商店街の代表らと大阪市内で記者会見し、「大阪のど真ん中に巨大プールを造り、世界遠泳大会を開催するなど、国際的な名所にしたい」と語った。
課題となる整備費の調達について、堺屋氏らは、今年度中に地元商店街や企業、住民から資本金5000万円を募って株式会社を設立し、金融機関から融資を引き出したいとしている。
(2012年8月1日 読売新聞)