気象庁が天気予報での新用語として、最高気温が35度以上となる日を「猛暑日」と表現する方針を決めたとのこと。 早ければ来年夏から登場するらしい。
地球温暖化や都市化の影響で、35度以上の日を表現する必要が出てきた、ということで、ある意味不名誉なことです。
熱中症への備えとしては、猛暑日というランク分けがある方がわかりやすくなるでしょう。
でも、これから冬になろうかという時期に「猛暑日」の発表があっても、あまりピンときませんね。
その他、災害をもたらすような強い低気圧に対するわかりやすい用語を求める意見が寄せられている、ということです。 こちらも地球温暖化の影響でしょうか。
気象庁は「急激に発達する低気圧」「猛烈な風を伴う低気圧」とかにしようと考えているそうです。 少し長いように感じるので、「準台風」や「準台風級低気圧」なんていうのはどうだろう?冬場に発生する低気圧では、 台風という表現はなじまないかもしれませんが・・・
そのうち、これまでの天気予報に加えて、竜巻の予想発表もしなければならなくなるかも。
asahi.com
35度以上は「猛暑日」 気象庁が新用語案
2006年11月27日06時30分
地球温暖化や都市化の影響で、最高気温が35度以上になる日が増えていることから、 気象庁は天気予報で「猛暑日」という用語を使う方針を決めた。全国の予報官らが天気予報に使う「予報用語」 を7年ぶりに見直すのに合わせて盛り込み、気象予報士や国民の意見を聞いたうえで最終決定する。早ければ来年夏にも 「猛暑日」が登場する。
これまで暑さを表す言葉として、1日の最高気温が25度以上の日を「夏日」、30度以上を「真夏日」、 夜間最低気温が25度以上の日を「熱帯夜」と呼んでいる。
ところが、1日の最高気温が35度以上の日が90年以降急増。主要都市(東京、名古屋、大阪、福岡) の合計で、この10年(97〜06年)で335日と、67〜76年の121日の3倍近くになっている。
このため、熱中症予防のためにもわかりやすい言葉を求める声が出ていたことから、気象庁は一般的な 「猛暑」を活用することにした。
一方、災害をもたらすような低気圧をめぐっては、わかりやすい用語を求める意見が寄せられている。
この秋、サンマ漁船の座礁や竜巻被害など「発達した低気圧」に伴う被害が相次いだ。「超低気圧」や 「爆弾低気圧」といった用語の使用を提案する動きもあったが、今回の見直し案では、これらの言葉は使わないことにした。
気象庁は「超という言葉では通常の低気圧とどう異なるかを示せない」「爆弾という言葉は不適切」とし、 「急激に発達する低気圧」「猛烈な風を伴う低気圧」を使う考えだ。