2006年11月21日

メビウス 33話 青い火の女

 前回に引続き、帰りマンから題材(怪獣)がとられている。 あまり有名どころではないフェミゴンというのはシブイ選択ですね。本筋とは関係ないが、今回のタイトルは『青い炎の女』 だと思いこんでいたら、『青い火の女』でした。「炎」の方がかっこいいと思うのだが。

 さて、今回はテッペイの活躍話。大学の先輩に自分の妹ミサの周りで自然発火現象が起きる、と相談を受ける。 ミサに一目惚れしたテッペイは、ミサを救うことにする。
 結果的に、ミサはフェミゴンに乗移られていると判明。さらにはミサとフェミゴンはかなり一体化しており、 フェミゴンを攻撃するとミサも傷ついてしまうことも判明する。

 ミサが消え、石油コンビナートにフェミゴンが出現。GUYSは出動するものの、 ミサのことを考えるとフェミゴンを攻撃できない。ミライがメビウスに変身して戦い、コンビナート作業員の危機を救うため、 フェミゴンにメビュームシュートを撃とうとしたところをテッペイに「止めてくれ!」 と懇願される(作業員のことはテッペイは知らない)。
 結局とどめを刺せないまま、フェミゴンは消え、ミサに戻る。

 

 基地に戻ったテッペイは、フェミゴンを攻撃しようとしたミライを責める。テッペイがミサに惚れていることもあって、 責める言葉も激しい。
 言葉の端々に、自分は人間でありミサを守りたい、君はウルトラマンとして正義を守ればいい、 とミライが宇宙人であることを峻別するニュアンスがあふれていますが、 この当りは正体がばれているウルトラマンならではの展開ですね。

 葛藤するテッペイは、サコミズ隊長に「どのような結果になろうとも最後の最後まで精一杯がんばる、 ということが人の命を守る、ということじゃないか」と諭され、ミライと和解してミサを救う方策を探す。
 「やる時はやる」サコミズ隊長の面目躍如となる場面、と当時にストレートなメッセージが伝わってきます。

 結局、テッペイとミライは、ウルトラマンの光線との相乗作用でミサとフェミゴンを分離するメテオール 「スピリットスプリッタ」を開発。再度出現したフェミゴンに二人で挑み、分離に成功する。

 

 さて、テッペイはバラの花束を抱え、病院を退院するミサの元へ向います。が、 ミサはテッペイを無視して彼氏の胸へ飛込みます。ミサはフェミゴンに乗移られている間の記憶を失っていた、という落ち。 (^^;
 テッペイの最後のセリフ「例え代償が無くても最後までがんばる」は、また一段の成長を感じるセリフであると共に、 見ている人へのメッセージになっていました。

 

 派手さは無い作品だと思いますが、ストレートなメッセージは、 ウルトラシリーズの王道を感じさせる印象深い作品だったと思います。正体がばれている、 というメビウスの特徴的な点もうまく使えていたと思います。
 テッペイがメビウスに変身したミライを「ウルトラマン!」と呼ぶところは、やはり仲間とはいっても、 まだ人間と宇宙人の区別ははっきりとつけている、ということなのでしょう
テッペイが理性的なのか、それとも怪獣やウルトラマンに対する博学さが成せることなのか。 これから呼び方が変っていくでしょうか。

 

 来週はウルトラマンレオが登場。

 

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posted by いさた at 18:44 | Comment(2) | TrackBack(11) | ウルトラマンメビウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
TBありがとうございました。
何故か、急にSeesaaブログに全般的にTBを蹴られるようになってしまいましたので、コメントでお礼です。。。

メビウスのテーマは「成長」ですよね。
次回のオオトリゲン=レオに出会って、また一段と成長を見せてくれるんでしょうか。楽しみですね♪
Posted by はんちゃん at 2006年11月24日 21:39
>TBありがとうございました。
何故か、急にSeesaaブログに全般的にTBを蹴られるようになってしまいましたので、コメントでお礼です。。。

わざわざコメントありがとうございます。

>次回のオオトリゲン=レオに出会って、また一段と成長を見せてくれるんでしょうか。楽しみですね♪

ちょっと間が空いてしまって、レオが出てきた後のコメントになりましたが、レオとの出会いでは、メビウスだけでなくGUYSクルーも一つ成長していましたね。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by いさた at 2006年11月27日 12:47
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