国税局の名前をかたり、過払いの税金を返還するとした封書を送り、連絡してきた人に実際は振込みをさせる、 という振込め詐欺が起きているとのこと。千葉県を中心というので、首都圏の方のようですね。
私は、国税局が「自発的に過払いの税金を返還する」という事自体が信じられないので、
まず引っかかる事は無いでしょうね。
過払いになっている旨を納税者が申告しない限り、返還は無いでしょう。(^^;
督促は申告しなくても熱心にするでしょうけれど。
記事では「還付手続だから」と言いくるめられて振込みをさせられる、ということですが、 いったいどんな風に言いくるめたら受取りとは逆の操作をさせることができるのでしょうねぇ。
asahi.com
国税局かたって入金誘う 新手の振り込め詐欺にご注意
2006年11月09日08時43分
「過払いの税金を返金します」――。国税局の名前をかたった、こんな内容の偽の封書が今月、 千葉県を中心に800通以上郵送されていることが分かった。現金自動出入機(ATM) での返金操作を装って金を振り込ませようとするといい、6日には30万円をだまし取られる被害も出た。 東京国税局は新手の振り込め詐欺とみて注意を呼びかけている。
偽文書は、同局が8日までに把握しただけで814通。4日に都内で投函(とうかん)されていた。実在しない 「国税局収税課」という部署名が書かれ、赤字で「重要」と印が押されている。「平成16年度納税ご返金のお知らせ」 と題する文書が入っており、「過払い金98540円を返金する」などと書かれている。指定の番号に電話すると、コンビニエンスストアのATMに行くよう指示され、携帯電話で 「還付手続きだから」と言いくるめられて、結果的に振り込み操作をさせられるという。
同局によると、還付手続きのためにATMの操作を求めることはなく、 個人名の口座を指定して税金の振り込みを求めることもないという。
これとは別に国税局や税務署の職員を装って、同様の操作を求める電話も全国で相次いでいる。 国税庁のまとめでは約3500件の問い合わせがあり、うち85件で総額約6000万円の被害が出ているという。