婚活、就活など、〇活という略語(?)が一般的になってきて結構時間が経っている気がしますが、今度は「ソー活」なるものが出てきていました。
就職活動で、SNSを利用するものを「ソー活」と呼びたいようです。
引用した記事の例では、facebookで興味ある企業に勤める社会人を探してアポを取り、面会を繰返した、という例が載っています。
正式な採用試験や面接ではないので、面接の練習やあるいは建前では聞けない会社の欠点なども知ることが出来た、などメリットが書かれています。
今だから使えるツールを利用しているということですが、私がこんな記事を読んで思い出すのが「OB訪問」ですね。
大学の先輩や、あるいは教授の知合いなど、つながりを利用させてもらって、非公式にあうということですが、SNSだと自分で探せるし、面識やコネが全く無くても、とりあえずアポイントがとれる可能性があるので、まあ便利になったと言えますね。
「ソー活」がかなり浸透して、こちらの方が一般化すると、今度は昔ながらのアプローチの仕方の方が、かえって評価されるようになったりするかもしれませんね。
例えば、メールと比べて手書の手紙の方が暖かみがある、みたいな感じで。
YOMIURI ONLINE
学生の就活一変、急速に広がる「ソー活」とは?
大学生の就職活動で、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使う「ソー活」が急速に広がっている。
SNS限定の採用枠も登場するなど企業側の求人戦略にも組み込まれ、就活の風景を変えた。この春の就職戦線は今も続いている。
◆アポ取りやすく
「100人近くの社会人に会ったので、面接で緊張しなかった」。4社の内定を得た成城大4年の女子学生(22)は自身のソー活をこう振り返る。
女子学生は実名や勤務先を公開して利用するフェイスブックを積極活用。昨夏から興味のある企業に勤める社会人をフェイスブックで探し、片っ端からアポを取っては面会を繰り返した。
そうした場は自然と面接の練習になり、会社の欠点まで聞くことができて志望先の見極めにもなった。面会した社会人の紹介で、筆記や面接試験を一部免除されることもあったという。女子学生は「SNSがなければ、今でも苦戦していたと思う」と話す。
PR会社の「電通パブリックリレーションズ」(東京)が1月、2013年卒業予定の大学生300人を対象にした調査では、約47%の学生が「就職活動にSNSを利用している」と答え、浸透を裏付けた。理由は、「少しでも企業の情報が欲しい」(約54%)、「企業の雰囲気や風土を具体的に知ることができる」(約44%)が上位だった。
(2012年5月10日15時25分 読売新聞)