先日の福岡中2自殺事件で、亡くなった生徒は特定の生徒のグループからいじめを受け、「死ね」「いつ死ぬと?」 と言われ続けていた、ということがわかったそうです。ぽつぽつと色々な事実が明らかになってきているようです。
いじめた側の生徒たちは、話題の教師の言動から「自分たちもしてもいいと思った」
といった感じの発言をしているらしいが、果して本当なのか?
自分の善悪の判断は棚に上げて、教師に責任をなすりつけているのではないか、という疑いはぬぐえないません。また、
生徒たちの発言が本当であれば、関連記事のたまこさんへのコメントでも書きましたが、今どきの13歳は、
善悪の判断もおぼつかないほどのガキなのかもしれません。
この事件の報道を聞いていると、野島伸司脚本のドラマ「人間失格」を思い出します。 赤井英和演じる父親のような人が現れなければ良いが・・・と思う反面、そういう人が現れないと、 いじめる側の意識が変らないような気もします。
(関連記事)
福岡中2自殺・いじめの発端は教師の発言か
(Wikipedia)
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「いつ死ぬと?」生徒ら繰り返す 福岡中2自殺
2006年10月25日15時44分
福岡県筑前町で、町立三輪中学2年の男子生徒(13) がいじめを受けていたという遺書を残して自殺した問題で、この生徒が同学年の特定の生徒たちのグループから「死ね」 「消えろ」などと言われ、継続的にいじめを受けていたことが関係者の話でわかった。この生徒たちは、 亡くなった生徒の1年の時の担任教諭と日常的に接し、教諭の不適切な言動を見ていたため、 自分たちがそうした発言をしても許されると考えたと話しているという。
関係者によると、このグループの生徒たちは亡くなった生徒に「死ね」「いつ死ぬと?」「消えろ」 「うざい(うっとうしい)」などと言い続けていたという。こうした発言は1年の時から自殺直前まで続いたといい、 生徒は学校で度々「死にたい」などと漏らしていた。
このグループは、生徒の元担任教諭の不適切な言動を日頃から見ていた。 教諭は亡くなった生徒がいない場でも、生徒をからかう発言をしていた。グループの生徒たちは生徒の自殺後、「 (教諭の不適切な言動を見て)自分たちもしていいと思った」との趣旨の発言をしているという。
この生徒たちは、焼香などで遺族宅を訪れた際に、「自分たちの発言で自殺してしまったのではないか」 と遺族に話し、謝罪している。中には、「眠れない」「気力がわかない」と訴えている生徒もいる。
教諭は、亡くなった生徒が友人の文具を拾ってあげた際、「偽善者にもなれない偽善者」 と言うなどしていた。同校の合谷智(ごうや・さとし)校長は、教諭の言動が生徒間のいじめの発端となり、 自殺の誘因になったという見方を示している。