京都は長岡京市で、3歳児が虐待、育児放棄され、餓死する事件が発生。体重は7kgしかなかったということですが、 標準的な1歳児であれば、体重は10kg程度あるので、亡くなった子供は3歳であるにもかかわらず、 新生児程度の体重しかなかったということです・・・・
6歳の姉も同様に虐待を受けていたそうですが、こちらは今年の3月に施設に保護されていたとのこと。 同時に弟の方も保護できていれば、こんなことにはならなかったのですが・・・・残念です。児童相談所と警察の釈明も、 おたがいに責任をなすりあっているようで、ますます残念です。
先日、和歌山で子供にゴミを食わせていた継母が逮捕されていましたが、
今回の事件も母親は継母でした。実の父親はというと、供述では虐待の事実は知っていた、ということなので、
見て見ぬふりか?
この両親は、そのうち裁判で裁かれるのでしょうが、懲役○年、などよりも、
亡くなった子供と同じ目にあわせてやったらどうか?
asahi.com
虐待で3歳児餓死、体重7キロ 遺棄致死容疑で父ら逮捕
2006年10月23日01時13分
22日午前10時55分ごろ、京都府長岡京市西の京の民家から「子どもがぐったりしている」 と119番通報があった。救急隊員らが駆けつけ、心肺停止状態だった佐々木拓夢(たくむ)ちゃん(3) を病院に搬送したが、死亡が確認された。顔全体に無数の殴られたようなあざがあったうえ、 体重が3歳児平均の半分ほどの約7キロしかなく低栄養による餓死だった。向日町署は23日未明、 保護責任者遺棄致死容疑で運送業の父佐々木貴正容疑者(28)と内縁の妻の西村知子容疑者(39)を逮捕した。
調べでは、2人は9月中旬ごろから、しつけと称して食事を与えずに拓夢ちゃんを死なせた疑い。 西村容疑者は「おむつがとれないので平手でたたいた」「4、5日に1度しか食事を与えなかった」、貴正容疑者は 「殴ってはいない。(西村容疑者が)やっていることは知っていた」と供述しているという。
貴正容疑者は離婚後、2年半ほど前から、拓夢ちゃんと長女(6)を連れて西村容疑者と同居。今年3月、 同署からの通告で府京都児童相談所が長女への虐待と育児放棄を確認し、 長女は4月から大阪府内の施設で保護されているという。
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22日夜会見した同児童相談所の黒川洋一所長は、拓夢ちゃんへの虐待は把握していなかったと説明した。
一方、今月16日に民生委員から「拓夢ちゃんが外に出ていない」「怒られて泣いているようだ」 との報告を受けたことも明らかにした。6月と9月にも拓夢ちゃんが「ひとりで外出している」などと報告があったが、 職員は貴正容疑者に電話しただけだったという。
6月、長女のいる施設に拓夢ちゃんと貴正容疑者らが訪れた際には、職員が同行。 拓夢ちゃんにやせた様子はなく、虐待の兆候はみられなかったという。黒川所長は「父親と話をして大丈夫だと思った。 事件は予想外で残念。適切な対応をしたつもりだが、判断に甘さがあったかもしれない」と話した。
長女への虐待で捜査しなかった理由について、向日町署の松岡英人副署長は 「4月上旬に児童相談所職員から、被害届を出さないという報告を受けた」と説明。だが黒川所長は 「被害届の話はしていない。長女の件は警察から通告があったので、立件するしないは警察の判断のはず」と、 食い違いを見せている。
いつもTBありがとうございます。
この事件を聞いた時、小説の「It(それ)と呼ばれた子」を思い出しました。
この小説も実話なんですが・・・
この子のお姉ちゃんも保護されているというのに、児童相談所の対応にもすごく疑問を感じますね。余りにも悲しい事件が多いことに憤りを感じますね。
>いつもTBありがとうございます。
こちらこそTBばかりで失礼しております。
>この事件を聞いた時、小説の「It(それ)と呼ばれた子」を思い出しました。
小説については、私は残念ながらタイトルしか知りません。内容を想像するに恐ろしい感じですが。
>この子のお姉ちゃんも保護されているというのに、児童相談所の対応にもすごく疑問を感じますね。
事件が起きた後なので「対応が甘い!」と言えますが、事件が起きる前に判断できたか、というのは難しいところだと思います。
こういったケースでは、児童相談所がとりあえず姉弟とも保護して、弟については調査をする、ということはできないもんなんでしょうか。