昨日2月16日付で、道路橋示方書の改定が発表されています。およそ10年ぶりぐらいですね。
新しい示方書の条文がPDFで公開されているので、ざっと目を通したのですが、とりあえず気になったのは以下の点。
・設計段階から維持管理を考慮することと、図面等の情報の保存
(現在行っている補修、補強の経験から学んだ?)
・高強度鉄筋の使用と、SD295の削除
(SD295は使用材料にはあるが、許容応力度は削除されている)
・耐震設計での地震動の変更
(レベル2 タイプIが変っているが、どれぐらいのレベルなのか)
解説を付した本を読まないと具体的なことがわからないのはこれまでどおり。4月1日から適用ということなので、来月あたりには本が出てくるのでしょうか。
耐震設計の変更は影響が大きそうなので、4月1日からではなく、現在進行中の設計物件でも基準見直し、という事になりそうな予感がします。
国土交通省
「橋、高架の道路等の技術基準」(道路橋示方書)の改定について
2012.03.09 18:20 追記
4月に道路協会から本が出るようです。共通・鋼橋・コンクリート橋・下部工・耐震設計編、4冊フルセット買うと、28,035円也。