ドイツで開発中のリニアモーターカーが、実験線上に停止していた作業車と衝突事故を起したとのニュースが。 死傷者の数など情報が錯綜しているようですが、少なくとも15人の死者が出ている模様。
時速200キロで衝突したと見られ、衝突した1両目が大破ということなんですが・・・ あのJR西日本が起した宝塚線脱線事故を思い起させるような事故です(>_<)
なぜ作業車が止っていたのかは今のところ不明のようですが、どうも人的なミスが原因のようです。まずは、 車両に閉じこめられている人達の救出が先決です。生き残った乗客はいるのか。
asahi.com
独リニア衝突、15人死亡 時速200キロで実験中
2006年09月23日01時16分
ドイツ北西部ラーテンで22日午前9時半(日本時間同日午後4時半)ごろ、 実験線で高速走行中の独版リニアモーターカー「トランスラピッド」が軌道に止まっていた作業車に衝突した。 29人が試乗中で、地元検察は少なくとも15人の死亡を確認した。10人がけがをして病院に運ばれ、 残り4人は車内に閉じこめられ安否が不明。また、AP通信によると、 乗客のほかに軌道上にいた作業員2人が行方不明という。これらの不明者全員を含む計21人が死亡したとの情報もある。
警察やDPA通信によると、実験線は約32キロあり、車両は出発後約1キロの地点で作業車に衝突した。 3両編成の車両は1両目が軌道から脱線、前部が作業車の後部にめり込む形になり、大破。 車体と作業車の破片は高架下に飛び散った。トランスラピッドは遠隔操作で走行するが、 衝突時の速度は時速約200キロだったと見られる。
乗客は関係者の家族らで、多くが大破した1両目に閉じ込められた。
救助活動は難航。警察は地元メディアに「高架上のため救出作業がいつ終わるか見通しがつかない」 と話した。なぜ現場に作業車が停止していたのか、理由は不明だ。
現場はオランダとの国境近くで、ハンブルク南西約220キロ。 実験線はリニアモーターカーとして世界最長規模で、最高時速450キロを記録している。
トランスラピッドはドイツが官民挙げて実用化を進める事業。事業主体の企業連合は、 世界で初めて営業運転中の上海リニアで車両生産などを請け負った。 延長線計画をめぐる交渉で22日から中国を訪問中のティーフェンゼー独運輸建設相は急きょ日程を切り上げて帰国の途についた。 事故は人的ミスとみられるが、今後の交渉に影響を与える可能性が出ている。
それは知りませんでした。
>ドイツの印象はそんなマヌケな事はやらなさそうで合理的でキッチリしてるって感じだけど、今度の事故といい不思議。
私もドイツは何事にもカッチリとしているイメージです。
事情は知らないのですが、EUの統合とかが関係しているのでしょうかね。ドイツに対するイメージが違っていたのか、それとも国柄が変ってきたのか。