絶滅が心配されているナポレオンフィッシュの繁殖に、このほど日本国内で初めて成功したそうです。
近年は食用のための乱獲や、あるいはナポレオンフィッシュが棲む珊瑚礁が減少したりで絶滅が危惧されており、繁殖の成功は種の維持にとっては明るいニュースといえそうです。
ナポレオンフィッシュと言えば『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』、観賞魚のイメージが強いですが、食用でも珍重されているようですね。
生息地の熱帯地域で食用にするのは当然としても、中華料理では食用の最高級魚として人気が高いとか・・・何でも食べる中国で食用になっても不思議ではありませんが、最高級魚というのはちょっと意外かも。
外見がきれいな原色系でベラ科の魚というと、個人的には食欲はそそられないのですが、食べたら結構おいしい、ということなんでしょうか。
私は、やっぱり食べるよりは観る方が良いです。
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ナポレオンフィッシュの繁殖に成功 国内初、長崎大など
観賞魚としてダイバーに人気があるメガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)の繁殖に、独立行政法人「水産総合研究センター」(横浜市)と長崎大大学院の共同研究グループが国内で初めて成功した。
ナポレオンフィッシュは、アジアやオセアニアの熱帯や亜熱帯域に住むベラ科の大型魚。日本では沖縄県に生息し体長は最大で2メートルになり、中国では食用の最高級魚として人気が高い。
乱獲の影響で数が減り、2004年にワシントン条約で取引が規制された。稚魚の生産は03年にインドネシアで成功したが、成長させるのが難しかった。