昨日の大阪市長選、府知事選はどちらも維新の会が圧勝でした。
市長選は知名度で橋下の勝ち、府知事選も橋下の知名度勝ち、といったところでしょうか。
実質的には橋本市長と橋下府知事、ということになるんでしょう。選挙の結果こうなったので、なった以上は成行きを見守るしかありませんね、大阪府民としては。
これで、「大阪都」に向けて進んでゆきそうな案配になってきましたが、さて実現するかどうか。
実現には法律の改正が必要だそうなので、最終的には国会議員を目指すことになりそうですね。
YOMIURI ONLINE
大阪市長選で橋下氏、府知事選で松井氏が当選
大阪府知事選と大阪市長選が27日、投開票された。
市長選は前府知事で地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹氏(42)(諸派)、知事選では同会幹事長で前府議の松井一郎氏(47)(諸派)が、それぞれ初当選した。大阪府と大阪・堺両市を再編する「大阪都構想」を共通の公約に掲げた両氏は、実現に必要な住民投票や法整備に向けた国への働きかけに着手する。野田政権で初の大型選挙となった民主党と、自民党は地元レベルで支援した候補が敗れ、痛手となった。
橋下氏は27日夜、大阪市内のホテルで記者会見し、「都構想を4年で実現できるよう、国に法改正を求める」と述べた。国が法整備に動かない場合の対応については「年内にも国会議員の候補者擁立の準備を始める。近畿一円で擁立したい」と明言した。自らの国政転身は「やりすぎだ」と否定したが、維新の動向が次期衆院選の構図に影響を与える可能性がある。
維新が掲げる都構想は、大阪市を8〜9、堺市を2〜3の「特別自治区」に分割し、区長公選制の導入で身近な住民サービスを担わせる一方、広域行政は「都」が受け持つというものだ。府市再編でトップと財源を一本化して必要な投資を集中させ、景気浮揚を図る狙いがある。
橋下氏は昨春、都構想を提唱して維新を旗揚げした。今春の統一地方選では府議会で単独過半数を獲得し、大阪、堺両市議会でも第1党に躍進した。
今回は、都構想に反対する現職の平松邦夫氏(63)(無所属)の再選を阻むため、任期途中で知事を辞職し、市長選にくら替え出馬してダブル戦に持ち込んだ。後継候補には維新結党時からのメンバーで盟友の松井氏を擁立した。
民主、自民両党は単独での候補者擁立を見送り、大阪市長選では平松氏、知事選では前大阪府池田市長の倉田薫氏(63)(諸派)を府連レベルで支援したが、両候補が維新に敗れたことで求心力低下を印象づけた。
共産党は市長選候補の擁立を48年ぶりに見送り、「反維新」の立場から平松氏を実質支援。知事選では弁護士の梅田章二氏(61)(無所属)を推薦したが、及ばなかった。公明党は自主投票だった。
市長選の投票率は60・92%で、前回(2007年)の43・61%から17・31ポイント上昇した。60%を超えたのは知事選とのダブル選だった1971年以来。府知事選の投票率は52・88%で、前回(2008年)の48・95%から3・93ポイント上昇した。
(2011年11月28日03時01分 読売新聞)
◆大阪市長選確定得票
当 750,813 橋下 徹 諸新
522,641 平松 邦夫 無現
◆大阪知事選確定得票
当2,006,195 松井 一郎 諸新
1,201,034 倉田 薫 諸新
357,159 梅田 章二 無新〈共〉
29,487 岸田 修 無新
27,809 高橋 正明 無新
22,347 中村 勝 諸新
21,479 マック赤坂 諸新
(2011年11月28日09時47分 読売新聞)