衆院議員の公務用PCにウィルス感染しており、結構広範囲に広がっていることが発覚しています。
中国の某サーバーに強制的に接続させられていたとか、機密情報が漏れていた可能性があるとか、いろいろと取りざたされていますが、今のところは詳しい被害状況はわかっていません。
さて、この件で読売のネット記事を引用していますが、読売はあっさりした扱い、一方アサヒは「衆議院がサイバー攻撃を受けた」と大騒ぎです。
機密情報を狙って作成されたウィルスなのか、それともアンチウィルスソフトに検知されるような一般的ウィルスにひっかかってしまったのか、それすらもわからない状態で、サイバー攻撃というのもどうかなと思います・・・
画像ファイルを装ったウィルスファイルを実行してしまい、そこから広まった、とか言われていますが、見知らぬ送信元からの添付ファイルはうかつに実行しないとか、基礎的なセキュリティ対策も知らねばならない、ということですね、センセイ方(とその取巻きの方々)は。
まあ、国家機密に関わる情報が、外部に漏れていなければ良いですが・・・ウィルスなりサイバー攻撃なり、日本政府はもっと防御対策が必要ということですね。
YOMIURI ONLINE
衆院議員のパソコンがウイルス感染
衆院議員に支給されている公務用パソコンがコンピューターウイルスに感染していたことが25日、関係者の話で分かった。
衆院事務局は「現時点で、IDやパスワードなどの情報の外部流出は確認されていない」としているが、事実関係の調査を開始すると同時に、各議員にIDなどの変更を促す方針を決めた。
関係者によると、今年夏頃、3台のパソコンが感染したとみられる。衆院事務局によると、衆院のネットワークは議員約480人らに貸与されるパソコンなど約2200台が接続し、それぞれパスワードやIDを入力し、メールのやりとりなどに利用しているという。
衆院関係者は「個々のパソコンの不具合について議員から相談を受けることは日常的にあるが、大規模なサイバー攻撃を受けたという認識はない」としている。
サイバー攻撃を巡っては、防衛産業大手の三菱重工業(東京)や川崎重工業(神戸市)、防衛関連業界団体「日本航空宇宙工業会」(東京)などが標的型メールを送りつけられたことが分かり、国が情報セキュリティ政策会議を招集し、対策を急いでいる。
(2011年10月25日14時34分 読売新聞)