2016年夏季オリンピックの国内候補都市は「東京」に決定。落選した福岡市長と、
当選した石原都知事の対照的な表情が印象的でした。
1964年の東京オリンピックをリアルタイムで知る世代にとっては、「夢よもう一度」という感じなのでしょうか。
2016年がダメだったら2020年大会にも立候補する、ととても意欲的ですね(^^;
1964年の東京オリンピック当時は、担当の大臣がいた、ということで、
それこそ国を挙げての取組みだったのですね。担当大臣がいた、というのには驚きました。
価値観が多様化した今のような時代で、
1964年当時と同じような盛上がりが期待できるのか(といっても私は当時のことはわからないのですが)、
というのは疑問です。
いろいろいっても、まず日本国内の候補都市になっただけ。開催都市はIOCで決定されますが、北京、ロンドン、 と来て次に東京、というのはちょっと考えにくいですね。
未だオリンピックが開催されていない南米またはアフリカ、もしくは北米あたりが妥当な線では・・・・とすると、 東アジアとして可能性があるのは、2028年か2032年大会あたりでは、という気がします。
asahi.com
東京都に決定 2016年夏季五輪国内候補都市
2006年08月30日23時52分
2016年夏季五輪の開催を目指す日本の立候補都市が30日、東京都に決まった。 東京都内のホテルで開かれた日本オリンピック委員会(JOC)選定委員会の委員55人の投票で、 東京都が33票を獲得して22票の福岡市を抑えた。東京都は前回の日本開催だった1964年以来、 アジアで初めてとなる2度目の夏季五輪開催を目指す。16年五輪の開催都市は09年10月2日、 コペンハーゲンで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まる。
東京都は世界的な知名度と豊かな財政力を背景に、首都機能を生かした計画が評価された。 主会場や選手村などの用地が都有地で、取得の問題がないことなども好印象を与えた。
福岡市は地方都市の挑戦を旗印に、競技会場を3地域に集めるコンパクトな大会を目指し、 競技団体からは東京都よりも高い評価を受けた。しかし、主会場や選手村の予定地に多くの地権者がおり、 用地取得に問題があることや財政力に疑問符がついた。
選定委員会では、福岡市、東京都の順でプレゼンテーション(招致演説)があった後、 竹田恒和会長をはじめ25人のJOC理事と、夏季五輪で実施される29競技団体の代表者、 日本障害者スポーツ協会の代表者の計55人が票を投じた。
16年五輪にはマドリード(スペイン)が招致を表明しているほか、 南米大陸で初の開催を目指すリオデジャネイロ(ブラジル)やシカゴなど米国の数都市なども興味を示しており、 激しい招致合戦が予想される。
<石原慎太郎・東京都知事の話> 久しぶりだね、選挙でハラハラしたのは。IOCの(開催地を決める) 戦いに勝つ努力を重ねていきたい。今後、JOCなど各団体とも協力して、努力していくつもりでおります。
2006年08月31日12時24分
2016年夏季五輪の日本の立候補都市に決まった東京都の石原慎太郎知事は31日午前、 首相官邸で安倍官房長官と会い、「内閣もその気になって十全の協力をしてほしい」と要請した。さらに、 64年の東京オリンピック開催準備のために当時の池田内閣が担当相を設けたことに触れ、安倍氏に対して 「総裁選に勝ったら、担当相を置いてほしい」と求めた。
これに対し、安倍氏は「東京に誘致できるように、国としてもバックアップをしていきたい」 と協力を表明。担当相については「次の内閣で検討することになると思う」と述べるにとどめた。
2006年08月30日23時45分
東京都の石原慎太郎知事は、16年五輪の招致に失敗した場合、 引き続き20年大会にも立候補する意向を示した。JOCの岡野俊一郎理事(IOC委員)の質問に対し 「もちろんやります。私が生きているかわかりませんけれど」と即答した。
これまで招致に敗れた名古屋市、大阪市は2度目の立候補を断念した。 国際レースでは複数回の挑戦で招致に成功する都市が多い。