福岡の幼児3名が死亡した事故を受けて、国土交通省は、全国の国道の、 歩道部の防護柵について緊急調査を始めたそうです。
調査結果をふまえて、防護柵設置基準の見直しも検討する、ということで予想通りの展開。橋梁設計では、
しばらくの間、防護柵に関してセンシティブな状況が続きそう。
現在工事中の橋などは、急遽、防護柵の仕様変更を検討したりしているのでしょうね・・・
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YOMIURI ONLINE
幼児3人死亡事故受け、国道橋の防護柵構造を緊急調査
福岡市の道路橋で今月25日、親子5人乗りのRV車が飲酒運転の車に追突されて海に転落し、 幼児3人が死亡した事故を受けて、国土交通省は、国が管理する全国の国道で歩道が併設されている道路橋を対象に、 防護柵の構造に関する緊急調査を始めた。
今回のケースでは、橋に強度の弱い「歩行者用防護柵」しかなかったことが問題視されているが、 先行調査中の九州地方の直轄国道では対象の4分の1が「歩行者用」だった。同省では調査結果を踏まえ、 防護柵設置基準の見直しも検討する。
国交省によると、九州地方整備局が管理する直轄国道では、歩道が併設された橋梁(きょうりょう) 構造の道路約1151か所のうち、4分の1に当たる約280か所に「歩行者用防護柵」が設置されていた。
国交省の定める防護柵設置基準では、「歩行者用防護柵」は、 体重60キロの大人がよりかかっても倒れない強度があればいいが、「車両用防護柵」は、 最低でも時速26キロの25トン車が衝突しても耐えられる強度が求められる。高速道路のほか、 高架などで路外に車が逸脱すると乗っている人が危険な場所や、二次被害の危険がある場所については、強度の高い 「車両用」を設置することを要求している。
ところが、歩道が併設され、車道と歩道の間に段差がある場合は、道路管理者の判断で、 歩行者の転落を防止するための「歩行者用」が設置されているケースが多いという。 「追突された車が段差と歩道を越えて防護柵を突き破るという事故は想定外だった」と同省道路局は話す。
今回の事故現場は、福岡市港湾局が管理する道路橋で、RV車が突き破った側の防護柵は「歩行者用」 だったが、歩道のない対向車線には、25トン車が時速30キロで衝突しても耐えられる「車両用」が設置されていた。
(2006年8月30日14時30分 読売新聞)



