野田内閣発足早々ですが、福島原発事故関連での閣僚の軽い発言が話題になっています。しかも、 原子力発電に関連が深い経済産業相の発言。
『まさに死のまち』・・・正直に思うことを言ったのでしょうが、心の中だけにしておきましょう。 格好の揚げ足取り材料を提供してどうするのですか?
『ほら、放射能』・・・放射能に無知なのか、アホなのか?それとも、防災服に放射性物質が付着している、 という認識でのことなら「除染」するべきでしょう。(除染しないのなら、線量を計ったけれど暫定基準以下です、 という言い訳が必要な気も)
発言の真意を説明するとか、そういう話も出ているようですが、またつまらん騒ぎが起きましたね・・・
2011.09.11 09:11 追記
昨晩、さっそく辞任していました。また短命大臣が誕生です・・・
YOMIURI ONLINE
「原発周辺まさに死のまち、再生を」鉢呂経産相
鉢呂経済産業相は9日の閣議後の記者会見で、 東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を野田首相らと8日視察した感想を述べ、 「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」と発言した。
経産相は「福島の再生なくして、日本の再生はない」とも述べたが、原発事故やその後の対応で政府の責任が問われる中、 担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは波紋を呼びそうだ。
経産相は会見で、原発事故の作業員らについて、「前向きで明るく活力をもって取り組んでいる。3、4月に(現場に) 入った方からは『雲泥の差』と知らされた」と話し、作業環境が改善しているとの認識を示した。 地元14市町村長から除染対策の説明を受けたことについて、「前向きな方向も出てきている。政府も全面バックアップする」 と述べた。
(2011年9月9日14時10分 読売新聞)
鉢呂経済産業相が野田首相とともに福島第一原子力発電所の周辺自治体を視察して帰京した8日夜、 着ていた防災服の袖を取材記者にくっつけるしぐさをし、「ほら、放射能」と語りかけていたことが9日、明らかになった。
原発を担当する閣僚として不適切な言動だとの批判が出るのは必至で、与党内では同日夜、 進退問題に発展するとの見方が浮上した。
発言について、鉢呂氏は9日夜、記者団に「(現場に)親しいマスコミの皆さんが多く、 被災地の話をしたというのが真意だ。(放射能をうつすとか)そういう発言はしていないと思う」と説明した。
この問題で、野田首相周辺と民主党幹部は9日夜、対応を協議した。
同党幹部の一人は、「参院では鉢呂経産相に対する問責決議案が出るだろう。国会運営はきつくなる」と述べ、 鉢呂氏の進退論に言及した。
鉢呂氏はこれに先立ち、9日午前の記者会見で、福島第一原発周辺について、「人っ子一人いない。まさに死のまち」 と表現したことについて、同日午後の記者会見で「被災地の皆さんに誤解を与える表現だったと真摯(しんし)に反省し、 表現を撤回し、深く陳謝申し上げる」と謝罪、発言を撤回した。
(2011年9月10日03時03分 読売新聞)
別にわざわざそんなことを言って人を嫌な気持ちにさせる必要ないじゃないかと…
そして電撃辞任にも?が付きました。
最もそういう発言をする人はやめて正解だったのかもしれませんが、いくらなんでも撤退早すぎだろうと…
>最もそういう発言をする人はやめて正解だったのかもしれませんが、いくらなんでも撤退早すぎだろうと…
「ほら放射能」は、本来の文脈とは違っていて、辞めさせたいがためにハメた、という説もあるようです。
話題として過ぎ去った感がありますが、仮に続投していても、遅かれ早かれ舌禍により辞任したのではないかとも思います。