今日の午前に公債発行特例法と再生エネルギー措置法が参議院で可決、成立し、菅首相が正式に退陣表明しました。
退陣の条件に挙げていた3法案が成立して、公約通りの退陣表明となりましたが、やっとか、という「正式な」意思表明です。これで、8月の終わりか9月の初めには新しい首相に変わるようです。
しかし、東日本大震災以後半年近くもの間、何も進展のない空虚な時間が過ぎてしまったように思います。菅首相のみの責任ではなく、政局ばかりに関心がある政治家の責任も大きい。ここ十数年は「空白の〜」と言われる時ばかりでは・・・
これからは、「B級グルメ」などと言われる次期民主党代表選が話題になります。一つの区切りにはなるのでしょうが、次の首相で世の中が進んでいくかどうか、今の時点ではあまり期待もできません。
産経ニュース
菅首相が退陣を正式に表明「お世話になりました
2011.8.26 13:23
菅直人首相(64)は26日、公債発行特例法と再生エネルギー特別措置法の成立を受けて、民主党役員会で退陣を正式に表明した。
菅直人首相は同日午後の民主党役員会で「代表も首相も辞します。お世話になりました」と述べた。
菅内閣は昨年6月8日に発足し、小沢元代表の影響力を排除する「脱小沢」路線を鮮明にした。しかし昨年夏の参院選で惨敗し、野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」に直面。国政停滞を招いたほか、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故対応でも批判を浴び、政権は失速した。
内閣支持率が低迷し、今年6月には民主党内で内閣不信任決議案に同調する動きが拡大。首相はいったん退陣意向を示したが、その後、公債法、再生エネルギー法成立を退陣条件に挙げていた。