今回の話は、地球にとっては、言ってみれば事故みたいなものだった、ということでしょうか。 彗星でのザムシャーとマグマ星人の果し合いの結果、彗星が砕け、運悪く地球に降り注ぐ結果になってしまった。
ザムシャーは、ツルギ(ヒカリ)との果し合いのために地球に降立った、ということですが、 その目的で地球に向っていたのか、それともたまたま地球の近くに来たので果し合いをしようと思ったのか、 私は後者だと思いましたが、どうだったのでしょう。ザムシャーは、ツルギのことをファントン星人に聞いた、 ということでしたが、ファントン星人は物知りというか顔が広いというか・・・
バルキー星人はヤラレ役でしょうが、マグマ星人が兄弟で出てくるなら、ちょっと余計だったかもしれませんね。 地球上でマグマ星人を一刀両断にして、強さを見せつけた方が、GUYSはビックリしたかもしれません。 テッペイの出番も出来るし(^^;
トリヤマ補佐官は今回は迫力のある、上官らしい演技でした。マル補佐官秘書もうってかわって真剣で、 緊迫感がありました。走馬燈のようなシーンで、マル秘書の奥さん?が美人だったのは意外な感じ。 孫にデレデレのトリヤマ補佐官はご愛敬。
ストーリー展開も映像的にも、スピーディーで緊迫感があり、力の入った作品でしたね。「真に強い者は、
何かを守って戦う者」というのが伝えたいメッセージだったと思います。ヒカリとザムシャーの対峙で言わせていましたが、
真に強い者は、メビウスであり、GUYSメンバーでもあります。
作品としては、ストレートなメッセージとスピード感で楽しめる快作だったと思います。作品のノリとしては、少年ジャンプ、
ワンピース的なノリを感じました。ウルトラシリーズとしては、マックスの中の一話としてもシックリと来そうです。
コノミ隊員がコンタクトに変えたが、緊急事態で誰も気づかない、というのは、 ストーリーの中での位置づけがよくわかりませんでした。視聴者の反応を見て、 メガネっ子から路線転換をしようとしているとか?
観察者・気配り上手なサコミズ隊長、というのはよくわかりました。ということで、 「宇宙人はミライが何とかしてくれた」というのは、ミライの事情をふまえた発言なんでしょう、きっと。
16話は、本流のストーリーから少し外れたような感じでしたが、なかなか見応えのある作品だったと思います。