橋下府知事が、東国原・前宮崎県知事と中田・前横浜市長といろいろと懇談したらしい。
大阪市長・府知事のダブル選を考えた動きのようです。知名度のあるタレント(的)候補を連れてきて勝利する作戦でしょうか。大阪府民としては、知事になめられている感じがしますが、タレント候補が何かと強さを発揮する大阪では、戦略的には正しいのかもしれません。
さて、ここ最近、関電の節電要請を突っぱねて駄々をこねてみたり、マスコミ向けに存在感を発揮している橋下知事ですが、どうも強引さばかりが目立ちますね。
大阪都構想をぶちあげるなど、既存のシステムを破壊する破壊者としてはよいのかもしれませんが、破壊した後の展開については、広く議論を戦わせた様子も感じられず、持論を展開するばかり、といった感じです。
「たたき台」を出して、それをそのまま強引に実現する手法とでも言いましょうか、一種の独裁政権のようにも感じます。府民の支持が高いうちは、それでも何とかなるのでしょうが、何らかの施策でミスが出たとき、一気に悪評へ傾いてしまう恐れも抱えていると思います。
知事本人はどう思っているかわかりませんが、今のままでは「危うい」感覚がかなりありますね。府知事のポストには後任をたてておいて、自分は人気があるうちに、国政に転じようということなのかもしれません。
YOMIURI ONLINE
橋下知事、W選で東国原・中田氏にラブコール
大阪府の橋下徹知事は24日夜、大阪市内の居酒屋で東国原英夫・前宮崎県知事、中田宏・前横浜市長と懇談した。
今秋に想定される大阪市長、府知事のダブル選挙について協議したとみられ、橋下知事は終了後、記者団の前で2人に向かい、「ダブル選の立候補者として頭の片隅に入れておいてほしい」と呼びかけた。
橋下知事のラブコールに対し、2人はともに「白紙」としたが、東国原氏は「橋下知事のチャレンジは応援したい」、中田氏は「全面的に応援する。(橋下知事が掲げる)大阪都構想を成就させたい」と、いずれも共闘姿勢を強調した。
一方、東国原氏は10月30日に開催される大阪マラソンについて、「1回目はランナーにとって名誉なこと。頑張らせてもらう」と出場を明言した。
(2011年6月25日13時09分 読売新聞)