王監督が、胃の腫瘍手術のため、シーズン途中ではあるが休養するとのことです。監督ご本人も心残りでしょうが、 じっくりと治して、また監督として、元気に復帰できるよう祈っています。
WBCで奇跡が起きたように、王監督には運があります。きっと元気になって戻ってこられます。
asahi.com
王監督、胃の腫瘍手術で休養へ
2006年07月06日01時30分
プロ野球ソフトバンクの王貞治監督(66)が5日、胃の手術のため休養することを表明した。 福岡ヤフードームで行われた西武戦後に記者会見し、「胃の検査をしたところ、手術をしなければならない腫瘍(しゅよう) があると診断を受けた」と話した。6日、東京都内の病院に入院、検査をしたうえで早ければ来週にも手術を受ける。 球団によると、入院・加療には約1カ月かかる見込みという。現場復帰の時期は未定。王監督不在時は、 森脇浩司チーフコーチ(45)が代行して指揮を執る。
王監督は「こういうかたちでチームを離れるのは残念。復帰の時期はわからない。 チームは3年ぶりの日本一を奪還してくれると思う」と語った。
王監督は80年に現役引退。84〜88年に巨人の監督を務め、95年からはダイエー(現ソフトバンク) の監督となり、99、03年は日本一に輝いている。今春のワールド・ベースボール・ クラシックでは監督として日本代表を率いて、初代王者に導いた。
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4時間35分の西武との激戦を終え、約30分後の午後11時ごろ。 王監督は紺のポロシャツ姿でヤフードーム内の記者会見場に現れた。淡々とした表情で、言葉を選ぶように語り始めた。
――経過説明を
「おととい(3日)検査に行った。組織をとって病理検査をした。手術をしないといけない腫瘍(しゅよう) があると診断された。明日(6日)、東京に行って入院、再度検査した上で、早ければ来週には手術するようになる」
――今までに感じたことのない体調の変化か
「先月ぐらいから胃のあたりがもたれる、胸焼けする感じがあった。 初めてじゃないので気にしないでいたが、交流戦後も同じような状態だったので、大事になるとは思わず、検査を受けた」
――現在の心境は
「明日からチームを離れる。シーズン途中にこういう形になるのは大変残念だ。 一番好きな野球ができなくなるのは悔しい思い。ファンにも非常に申し訳ない」
――選手らには
「せっかくここまでいい状態でやってきているから、監督がいるいないにかかわらず、 しっかりやってくれと。テレビで見ているからと伝えた。必ず秋には、 日本シリーズで3年ぶりの優勝を果たしてくれると思う。いつ(現場に)帰ってこられるかわからないので、不本意だが、 そういうコメントにさせていただく」
――今後の体制は
「WBCの時に森脇チーフコーチを中心に、みんなで相談してやってくれということだったので、 その形を継承してくれという話は(コーチ陣に)した」