俳優の長門裕之さんが亡くなられたそうです。77歳。訃報が相次ぎますが、先日亡くなられた児玉清さんと同い年でしょうか?
同じく俳優の津川雅彦さんのお兄さんですが、長門さんは演技の中にどことなくユーモアというか人情味があって、私は長門さんの方が好きですね。
だいぶ昔ですが、『池中玄太80キロ』というTVドラマがあって、確か主人公はカメラマンで、主人公が属する部署の編集長かチーフ的な、いわゆる上司として出演されていたのが最も印象に残っています。
ある意味嫌な上司なんですが、実は主人公の良き理解者であるという・・・長門さんの持ち味が活かされた役どころであったかと思います。
このドラマ、今はナイトスクープの西田敏行局長が池中玄太役で、長門さんに怒鳴りまくられていた記憶があります。確か杉田かおるが高校生ぐらいの(?)子役をしていた頃のドラマです。時代を感じますねぇ・・・
ベテラン、名優と呼ばれた方々が亡くなられます。心からご冥福をお祈りいたします。
YOMIURI ONLINE
長門裕之さん死去…ユーモラスで哀感ある演技
今村昌平監督の「豚と軍艦」など、映画やテレビ、舞台で幅広く活躍し、故南田洋子さんとのおしどり夫婦で知られた俳優の長門裕之(ながと・ひろゆき、本名・加藤晃夫=かとう・あきお)さんが21日、亡くなった。
77歳だった。自宅は東京都世田谷区赤堤3の27の17。
父は俳優・沢村国太郎さん、母は女優・マキノ智子さん。6歳の時から子役として活動を始め、1943年に映画「無法松の一生」で人力車夫の松五郎にかわいがられる遺児を演じて注目された。
立命館大学を中退して、本格的な俳優活動を開始。58年に今村昌平監督の第1作「盗まれた欲情」に出演して以来、今村作品の「にあんちゃん」で炭坑夫、「豚と軍艦」でやくざ役をそれぞれ主演し、ユーモラスで哀感をたたえた演技が高く評価された。
61年には、映画「太陽の季節」で共演した南田さんと結婚。65年から81年まで、フジテレビの音楽番組「ミュージックフェア」の司会に夫婦で起用され、おしどり夫婦ぶりを印象づけた。2004年頃から、認知症を患った南田さんを介護していたが、2009年南田さんを亡くした。弟は俳優の津川雅彦さん、義妹は女優の朝丘雪路さん。
(2011年5月21日22時26分 読売新聞)
闘病中と聞いてはいたのですが、これほど早い訃報を聞くとは、残念です。また1人、名優がいなくなってしまいました。
肺炎だったそうですが、高齢になってくると侮れない病気です。
立てつづけに訃報を聞くと、寂しさが増しますね。