2011年05月20日

雨に濡れるから外せない(追記あり)

 先日、リニューアルして新たな装いでオープンしたJR大阪駅。ホームのかなり上に新たなシンボルとして、「大屋根」がかけられました。

 古いホームの屋根を撤去して、大屋根までの空間の広がりを演出し、ホームの上の広場からは、ホームと行き交う列車を一望できるはずが、古い屋根を撤去できない事態になっているそうです。

 

 その理由は、風に飛ばされた雨が大屋根の横からホームに吹き込むから、だそうです。「想定外」という言葉が元記事中にありますが、想定を越えた事態ではなくて、雨風のことまでは考えていなかった、という感じがします。

 ホームと大屋根の離れ具合と、駅の前後の線路上の空間が空いている事から見て、雨が吹き込んできても不思議ではないですね。

 

 ここは思い切って、天候の変化を体感できることを逆にウリにして、日本のターミナル駅ではあまり無いタイプの新しい駅としてがんばる、という方向性も考えられますね。

 あとは、現在のホームの屋根は残すけれど、アクリルなどの透明な屋根にしてホーム上広場からの見通しを確保するか・・・あるいは、巨大扇風機をつけて、吹き込んできた雨を外に吹き飛ばしてしまうとか(汗)。

 

2011.05.21 23:07 追記
JR西日本によると「透明な屋根」案で対処するそうです。やっぱり、これが一番現実的ですかね。

 

asahi.com
JR大阪駅、古い屋根外せず 新装大屋根、雨吹き込む 

2011年5月19日19時30分

 今月初めにグランドオープンしたばかりの新しいJR大阪駅で、想定外の事態がJR西日本を悩ませている。リニューアルのシンボル・大屋根の下に、風に飛ばされた雨が横から吹き込むことがわかり、撤去するはずだったホームの古い屋根に手をつけられない。欧州の駅の開放感を演出するはずだった自慢の眺望は「視界不良」に陥っている。

 大屋根の直下に広がる「時空(とき)の広場」。南北の駅ビルをつなぐ連絡橋の上に作られ、ホームを往来する電車をそこからジオラマのように見下ろせるというのが当初の売りだった。

 18日夕、大阪市の会社員橋本篤さん(27)は広場に次男(1)を連れてきた。抱っこして往来する電車を見せようとしたが、古いホーム屋根が視界を遮り、電車がよく見えない。「新しい駅なのに、古いものがごっちゃになった感じですね」

 

posted by いさた at 20:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(なにわ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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