奈良に続き、今度は千葉の19歳少女が自宅に放火し、父親を焼死させた、ということです。少女は、 父親が働いていなかったことに不満を持っていた、ということで、どうもこれが動機のようです。 なぜ働いていなかったのか詳しい事情はわかりませんが、殺意を抱くような状況だったのでしょうか。
火をつける、人を殺す、という行為を実行するまでには、 心理的にかなり高いハードルがあると思うのですが(それゆえ普通は実行しない)、最近は心に何かが欠落していて、 簡単に実行してしまっているように感じます。無論、私の推測でしかないので、 本人にはすさまじい葛藤があったのかもしれませんが・・・
やはり、センセーショナルに報道された犯罪は、模倣する者が出てきやすい、ということなのでしょうか。 少女にとって、奈良の事件の報道が、実行への後押しの役割を果したのでしょうか。
毎日インタラクティブ
放火殺人:父親焼死、19歳長女を逮捕 千葉
千葉県警捜査1課と佐倉署は3日、自宅に放火し父親を焼死させたとして、同県市川市、 アルバイト店員の長女(19)を殺人と現住建造物等放火容疑で逮捕した。長女は「家族全員死んでも構わないと思った」 と容疑を認めているという。
調べでは、長女は2日午前4時ごろ、父親で同県佐倉市の無職男性(52) 方1階玄関に灯油をまきライターで火をつけ、木造2階建て住宅を全焼させ、1階で寝ていた父親を焼死させた疑い。 家には母親(49)と二男(16)もいたが、外に逃げて無事だった。長男(20)は出張で不在だった。
県警によると、長女は2月から市川市で1人暮らしをしていたが、 2日午前0時過ぎに実家に帰ってきたという。火災後は自宅に戻っていた。関係者によると、 長女は父親が働いていなかったことに不満を持っていたという。【寺田剛、三浦博之】
毎日新聞 2006年7月3日 20時18分 (最終更新時間 7月3日 20時28分)