日本時間の朝9時前頃に、ニュージーランド南島でマグニチュード6.3の強い地震があったそうです。震源は、南島で最大の都市であるクライストチャーチ近くで、深さは5キロとのこと。
クライストチャーチではビルの倒壊が起きており、多数の負傷者や死者も出ているそうです。日本から研修や留学で現地に行っている学生にも負傷者や行方不明者が出ているようです。
都市の近く、浅い震源ということで直下型ですね。阪神淡路大震災と同じタイプでしょう。クライストチャーチが都市として地震対策をどれぐらいとっているのかわかりませんが、被害は相当大きなものになりそうな感じがします。
迅速な救援でできるだけ被害が少なく済むことを祈るばかりです。
近年は日本に限らず大地震や火山の噴火など、地球が活動的になっているようですね。近々起きると予測され続けている東海地震、南海地震ですが、より現実味を帯びてきたように感じます。
YOMIURI ONLINE
NZで強い地震…死傷者多数、ビル倒壊相次ぐ
【シンガポール=岡崎哲】米地質調査所(USGS)の観測によると、22日午後0時51分(日本時間同日午前8時51分)、ニュージーランドでマグニチュード(M)6・3の強い地震があった。
震源は南島の最大都市クライストチャーチ付近で、震源の深さは5キロ。同市のボブ・パーカー市長は具体的な数字は避けながらも「すでに多くの死傷者が出ている」と述べた。市長は非常事態を宣言するとともに、余震などで「市中心部にとどまるのは危険だ」として中心部からの即時避難を市民に勧告した。ジョン・キー首相は臨時閣議を招集し、救出活動のため軍の出動を指示した。
地元テレビなどによると、クライストチャーチ中心部では、複数のビルが倒壊した。地震発生が昼食時間帯だったことから、多くのビルで火災も起きた。数百人が閉じ込められたビルで火災が発生した例もある。地元紙プレス(電子版)は市中心部の至る所でおびただしい数の市民ががれきの中に閉じこめられ、多数の死者が出たと伝えた。目撃者は「がれきの中から多くの遺体が収容された」と同紙に語った。少なくとも200人が勤務していたとみられるビルも完全崩壊した。
(2011年2月22日14時13分 読売新聞)