従来よりも1000倍効果が高い、新型結核ワクチンが学会で発表されると言うことです。新型ワクチンは、 それ単独で使用した場合BCGに比べ、1000倍効果が高く、BCGと併用すれば10000倍効果が高いそうです。
1000倍、10000倍という桁がすごいですね!それだけ画期的なのでしょうか。 大阪は日本で一番結核患者が多いらしいので、気にかかります。近い将来、 大人も新型ワクチンを使った予防注射を受けるようになるのでしょうか。
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BCGより1千倍効く結核新ワクチン 学会で発表へ
2006年05月31日16時47分
国立病院機構近畿中央胸部疾患センター(堺市)と自治医科大のグループが、 DNAワクチンと呼ばれる新しいタイプの結核ワクチンを開発、ネズミの実験で有効性を確認した。 単独接種でBCGの1000倍、BCGとの併用で1万倍の効果を示した。 BCGの効果が見込めない高齢者向けに特に期待される。6月1日から東京で始まる日本呼吸器学会で発表する。
新ワクチンは、 結核菌が持つ特定のたんぱく質と免疫力を高める働きのあるインターロイキンを作る遺伝子(DNA)を注射する。 細胞内に取り込まれる工夫があり、強い免疫反応が誘導されるという。
大人のマウスに新ワクチンとBCGをそれぞれ接種した後、結核菌を感染させ、 5週間後の結核菌の数を調べた。新ワクチンを接種したマウスの菌数は、BCG接種のマウスの約1千分の1で、 発症を抑えられる程度だった。一方で、あらかじめBCGを接種してから新ワクチンを打つと、 菌数は約1万分の1まで抑えられた。今後、サルで効果を確かめ、臨床試験に移る準備をする。
日本では乳児期のBCG接種を推進しているが、予防効果は10年間程度しか続かず、 大人への接種は効果が期待できない、とされている。また、結核は感染しても若くて免疫力のあるうちは発病しないが、 年をとって病気などで免疫力が下がると、休眠していた結核菌が活動を再開し、発病する場合が多い。
世界では毎年900万人が結核にかかり、200万人が死亡。日本でも年間3万人の結核患者が報告され、 約6割が60歳以上だ。



