「たちあがれ日本」の与謝野氏が離党しました。そして、菅改造内閣に入閣する模様です。内閣改造するんですね、 知りませんでした。
さて、自身の主張する政策を(曲がりなりにも)実現する、そのためには入閣して政権に関与する、 という与謝野氏の判断もアリだと思いますが、どんな仕事をしているのかわからない菅政権に入って、 果たして実現できるかどうか疑問です。
民主党としては「たちあがれ日本」と連立して、議席が欲しかったことと思います。現時点では、1議席が手に入って、 本来は連立のごほうびの閣僚ポストを使ってしまった、というところで策略成功とは言えないのではないでしょうか。
政局ばかり続いていますが、良いのだか悪いのだか、よくわからない展開ですね。
あと、仙谷氏の後任は枝野幹事長代理、ということになったようですが・・・・ 仙谷氏が抜けて首相も少し伸び伸びできるのでしょうか。それとも闇将軍になるだけのことでしょうか。
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与謝野氏離党、政権入り 官房長官、枝野氏に内定
2011年1月13日15時23分
菅直人首相が14日に行う内閣改造で、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官の後任に、仙谷氏に近い枝野幸男・ 民主党幹事長代理を起用することが内定した。首相側は13日午前、 たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を閣僚や首相補佐官で起用する意向を固め、政権入りを正式に要請した。 与謝野氏は受諾する意向で、同日午前、平沼赳夫代表に離党届を提出した。
仙谷氏は13日午前の記者会見で、官房長官の交代について「そういう方向だ」と認めたうえ、首相から 「党の側から全面的に強力に支えてほしい」と伝えられたことを明らかにした。
仙谷氏の処遇をめぐっては一時、党代表代行と国会対策委員長を兼務させる案も検討されたが、 続投が固まった岡田克也幹事長との権限の範囲をめぐって調整が難航。野党には問責閣僚の国対委員長就任案に反発する声もあり、 最終的には代表代行に就く方向で調整されている。首相補佐官を兼務する案もある。国対委員長については、 渡部恒三元衆院副議長を中心になお人選が続いている。
与謝野氏は13日午前、たちあがれ日本に離党届を提出した後、国会内で記者会見し、「たちあがれ日本は理念の政党。 私は政策に実現性を与えることでやってきた。考えが一致しなかった」と説明。「財政再建と社会保障制度の整備は避けて通れない。 政策でお手伝いできるなら、陰ながら手伝いたい」と、菅政権に協力する意欲を示した。 首相は厚生労働相や税と社会保障担当の特命相などの閣僚か、首相補佐官として起用することを検討している。
内閣改造の顔ぶれも固まりつつある。現閣僚では、党政調会長を兼務する玄葉光一郎国家戦略相、北沢俊美防衛相、 野田佳彦財務相、前原誠司外相、片山善博総務相のほか、松本龍環境相も留任する方向。新たな閣僚としては、細野豪志・ 前幹事長代理や松本剛明外務副大臣らの入閣が取り沙汰されている。
国会運営でも調整が続いた。民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は13日午前、自民党の逢沢一郎国対委員長と会い、 14日に召集日を伝える衆参議院運営委員会理事会を開くことを求め、「そこに新しい官房長官が出席する」と伝えた。逢沢氏は 「官房長官を交代させることが事実上明言された。求めていたことなので、しっかりうけとめたいと思う」と応じた。
ただ、逢沢氏は「宮中での認証式など必要な手続きを行い、名実共に正式な官房長官の立場でないといけない」とも語り、 理事会を開催するまでの内閣改造を求めた。
首相は13日の党大会終了後に党役員人事に着手し、14日に内閣改造を断行する。 野党が受け入れれば通常国会は24日召集となる方向だ。
http://www.youtube.com/watch?v=DUuxdLy-leo
1月12日(水)がんばれ日本・全国行動委員会による【民主党の言論封殺抗議「民主党­両院総会・首相官邸」包囲/緊急国民行動 1/12】が国会議事堂周辺(参議院会館前/首相官邸前/など)にて開催されました。­その模様を動画にてご覧下さい。
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