山形大学の研究グループが、新しく100以上のナスカの地上絵を発見したそうです。
ナスカの地上絵は有名ですが、未発見のものが100以上もあった、というのは意外ですね。 上空から見ないと何か分らないぐらいスケールが大きいものだから、これまで気づかれていなかったのか、 それともペルーのあたりを上空もしくは宇宙から撮影したり、見たりすることが少ないのでしょうかね。
地上絵のあるあたりを、車が走って破壊される問題が起きている、というのは初めて知りました。 地上絵のある当りが都市化してきているのか、それとも観光地として訪れる人が増えているからなのでしょうか?
asahi.com
ナスカ地上絵、新たに100以上発見 山形大グループ
2006年04月20日19時54分
巨大な地上絵で知られるペルーのナスカ台地で、山形大学の坂井正人助教授(文化人類学) らの研究グループが新たに100以上の地上絵を発見した。角が付いた生き物のようにも見える縦約65メートルの絵や、 渦巻き、三角形、台形など図柄は様々。グループは地上絵の分布図を作り、制作目的の解明や保護計画に役立てたい考えだ。
坂井助教授らは米国の商業人工衛星が撮影したナスカ台地の写真を購入して分析し、 05年7月に未発見の絵を発見。今年3月に軽飛行機で現地上空を飛んで確認した。
今回発見された場所は、これまでに動植物の絵が多数見つかった地域から10キロほど南で、 調査が進んでいなかった地域だ。地上絵はナスカ台地以外でも見つかっており、坂井助教授は「調査が進めば、 今後も新たな地上絵が見つかる可能性がある」としている。
ナスカ台地は南北10キロ、東西20キロに及び、30ほどの動植物、数百の幾何学模様、 700以上の直線などの地上絵が見つかっている。車の走行で地上絵が傷つけられる問題も起きており、坂井助教授は 「分布図が保護計画の策定の資料になれば」と話している。