今年、平成22年製造の五円玉、五十円玉は製造枚数が少なく、レアものになるようです。
電子マネーが普及してきて、小銭の使用頻度が下がっており、市中の流通量が多いので生産を控えているから、 というのがその理由のようです。特に五円玉は自動販売機でも使えないので摩耗しにくく、回収することもない、 という事情も加えてあるとのこと。
将来、コレクターにとっては価値のあるものになるのでしょうかね。だいぶん昔、「ギザ十」 を集めてみたことはありましたが、あまり硬貨の製造年を気にすることはありません。
これから、お釣りをもらうときには少し気をつけてみようか。
産経ニュース
入手できる? 五円玉・五十円玉「平成二十二年」銘は超レアもの
2010.11.2 14:24
平成22年銘の五円硬貨の製造枚数が、現在の形になって初めて100万枚を割り込む見通しであることが2日、 造幣局への取材で分かった。電子マネーの普及も背景にあるとみられ、五十円硬貨も昭和62年以来、 23年ぶりに100万枚を下回る見通し。22年銘の五円玉や五十円玉の多くは、 造幣局で販売している貨幣セット用に充てられているとみられ、お釣りで手に入れるのは至難の業となりそうだ。
硬貨は毎年、財務省が製造計画を決定し、造幣局が計画に従って製造。造幣局によると、昨年の硬貨の製造枚数は、 五百円玉が3億4300万枚、百円玉が1億1500万枚、十円玉が3億3800万枚、一円玉が4800万枚だったのに対し、 五円玉は400万枚、五十円玉は500万枚にとどまった。今年は五円玉、五十円玉のだぶつきが目立ち、 22年銘として製造する枚数はそれぞれ100万枚を下回る見通しという。
造幣局では毎年、その年に製造された一〜五百円玉が入った貨幣セットを60万セット程度販売しており、 平成22年銘の五円玉や五十円玉の多くは貨幣セット用となる見通し。22年銘の五円玉と五十円玉について、造幣局関係者は 「貨幣セット以外で見たことがない」と話し、両替用として大量の硬貨を保有している金融機関でも 「22年銘の五円玉を探してみたが見つからなかった。本当にレアなのかもしれない」(都銀関係者)という。
五円玉や五十円玉の製造枚数の減少について、財務省通貨企画調整室は「流通量が余剰状態となっているから。 電子マネーなどキャッシュレス社会が進み、需要が少なくなった結果といえる」と説明する。
実際、五円玉は昭和49年に9億7千万枚、消費税が導入された平成元年も9億6千枚が製造されたが、 近年は1千万枚を割り込んでいた。五十円玉も同じ昭和49年に4億7千万枚が製造されたが、 平成19年以降に1千万枚を下回っている。
硬貨全体の製造枚数でも昭和49年の56億1千万枚をピークに減少。昨年は8億5300万枚まで落ち込んだ。 造幣局では減産に従ってリストラも進み、現在の職員数は昭和49年の半数の974人となった。
造幣局幹部は「特に五円玉は自動販売機で使えないので摩耗しにくく、回収する必要がないので余っているのだろう。 五円玉や五十円玉の需要が増えれば、造幣局の仕事も増えるのだが…」とぼやいている。
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【用語解説】五円硬貨
昭和23年に発行開始。素材は当初から現在と同じ黄銅だったが、現在のような穴はあいていなかった。 翌24年から穴あき型になったものの、文字の書体は現在のゴシック体とは異なる楷書体。 ゴシック体の現行デザインは34年に初めて発行され、昨年末までに約141億枚が製造された。今年9月末現在、 約114億枚が市中に流通している。
ギザ十と楷書体五円玉は、見付ける度に貯めておいたので、それぞれかなりの数を持っているのですが、確かに、今年の五円玉は見ていません。それどころか、最近五円玉見ていません・・・レアなのかもしれませんね。発見し次第確保します。
市中に出回っている五円玉だったら、さらにレアものになるかもしれませんね。
入手の如何は、運に任せるしか無さそうですね。