岐阜で、大規模な地面の陥没があったそうです。家が傾いたり、 陥没地の周辺の町道が通行止めになったりしているそうですが、ケガ人は無かったとのこと。
昔、亜炭鉱があり採掘が盛んだったそうですが、陥没の原因は古い坑道が関係しているのでしょうか。ちなみに、「亜炭」 とは炭化の度合いが低い石炭のことで、家庭用燃料として使われたようです。
他地域では例えば盛土の住宅地で、長い間に地下水の流れによって空洞ができ、その空洞がつぶれた時に地面が陥没、 といった現象もあったと思います。
被害があった場合の補償は基金があってそれで対応しているらしいですが、陥没を防ぐ技術的解決法はあるのでしょうかね。 一度掘り返して空洞を埋めるというわけにもいかないでしょうし・・・・
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大規模な地面陥没 深さ3メートル、住宅6軒傾く 岐阜
2010年10月20日13時18分
20日午前9時ごろ、岐阜県御嵩町顔戸(ごうど)で、地面が東西約50メートル、 南北約60メートルにわたって陥没した。深さは最大約3メートル。可児署によると、付近の住宅6軒が傾き、 中に住民数人がいたが、けが人はなかった。同町は5世帯17人に対して避難指示を出し、9人が避難した。 周辺の町道は通行止めになっている。
可児署によると、傾いた6軒のうち1軒は空き家で、現在は倉庫として使われている。8人が顔戸公民館に、 1人は親類宅に避難している。住宅の傾きの大きさは最大で約50センチ。町道では深さ約3メートルの陥没があった。 住民の一人は「19日夕方からミシミシという音がしていた。20日午前9時ごろ、地震のような音とともに陥没した」 と話しているという。
被害にあった加納幸枝さん(69)は、午前9時ごろに庭で洗濯物を干していると、2、3回、ドンドン、 バリバリバリという音と地震のような揺れがあり、地面が傾いてガラスが割れる音を聞いたという。「危ないと思ってすぐに逃げた。 部屋の壁が落ちた所もあった。本当にびっくりしている」と話した。
近くに住む佐々木美千代さん(60)は「近所の家が斜めに傾いているのが見える。 玄関のドアがゆがんで開け閉めができなくなっている。近くにすり鉢状の穴が2カ所あった」と話した。
御嵩町によると、町面積(約56平方キロメートル)の約3分の1に亜炭鉱跡が広がる。 現場付近も地下15〜30メートルに空洞があるとされ、2007年9月には、現場付近で東西約40メートル、 南北約30メートル、深さ最大約1メートルの陥没があった。
現場は東海環状道の可児御嵩インターチェンジから北東に約900メートルで、住宅や田畑が点在している。
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かつて御嵩町内には亜炭鉱があった。戦中戦後の時期は国内有数の産地で、地下が空洞になっている場所もあるという。 今年8月にも町内2カ所の住宅の軒先で陥没が見つかっている。鉱害復旧の基金などで被害に対応している。
陥没現場の近くに住む無職羽賀晴久さん(61)は朝から買い物に行っており、昼前に帰宅した際、陥没を知った。 「ロープが張られていて近づけないが、大きいようだ。以前にも近くで陥没があった。何とかしてほしい」と話した。
近くに住む女性は「うちも西の方にある畑が1メートルほど陥没した。住民に警察が避難してと伝えていた。 被害に遭った住宅の玄関のドアがゆがんでしまい、開け閉めができない状態で、家は斜めに傾いているのが見える」と話した。
住めない場所を、工事で住めるようにして、それで宅地を売っているのでしょうが、どのようにして作られているか、正しく情報が開示されていたのかが気になります。
いろんな人のブログを見ていました。
参考にしたいと思います。
私のブログも見てください。
興味がなければ、すいません。スルーしてください。
古い坑道があったとして、その存在を知っていたかどうか、という点が問題でしょうね。
今回陥没した付近では地下15〜30mに空洞があるらしいですが、住宅の基礎地盤としては通常はそれほど深いところまで必要としないので、調査がなされなかったとか、あるいは影響ないと判断したとか?