発電所やガス・水道などの制御システムを攻撃する新種のウィルスが日本でも確認されたとのこと。
まずWindowsマシンに感染して無症状のまま潜伏、 産業用システムに入った途端に攻撃を行いシステムを制御不能にするらしいです。USBメモリーで広がるようです。
Windows PCが中間宿主みたいなものですか。 特にライフラインの制御システムに関わる仕事の方々は要注意ですね。
Wikipediaだと、イランの原発がこのウィルスを使った攻撃を受けたとか受けないとか・・・・もし、 原発が制御不能で暴走したら恐ろしい結末を迎える事態になりかねないですし、電気などの供給が止まれば社会は相当混乱します。
日本も、周辺国との状況を考えれば、攻撃される可能性は十分にあります。外交をはじめ、後手後手ばかりですが、 先手を打って十分に防衛策を施しておいて欲しいです。
YOMIURI ONLINE
発電所サーバーなど攻撃、日本でも新種ウイルス
インターネットから隔絶された発電所などのサーバーに攻撃をかけるよう仕組まれた新種のコンピューターウイルス 「スタックスネット」が、日本でも確認されたことがわかった。
大手セキュリティー会社シマンテックが、国内で使われているパソコン63台から見つけた。ネット上では悪さをせず、 産業用のシステムに入った途端、プログラムを書き換えて制御不能にするウイルスで、同社では「USBメモリーで媒介される」 として不用意な接続をしないよう呼びかけている。
発電所やガス、水道などライフライン(生活物資補給路)の制御システムは、 外部からのサイバー攻撃を避けるためにインターネットとは切り離されている。
だが、スタックスネットはまず、一般のパソコンに感染して潜伏。そこで使われたUSBメモリーに取り付いて、 産業システムを管理するコンピューターに入り込む仕組みに設計されている。感染したパソコンは表向き不具合が起きないため、 利用者は感染に気付かないままメモリーを移動させる恐れがあるという。
(2010年10月4日14時45分 読売新聞)
制御システムですと、普通のウィンドウズと違って、ワクチンソフトを走らせるのも一苦労しそうですね。勝手な印象ですけれども。
具体的対策技術となるとさっぱりわかりませんが、WindowsPCにいる段階で駆除するのが基本でしょうか。
制御システムでも何か対策は要るでしょうけれど、どんなのでしょうね。