これまでに太陽系外の惑星が約500ほど見つかっているそうですが、最近、 これまでに見つかった惑星の中では最も地球に似ているという惑星が発見されたとのこと。
その惑星は恒星(太陽系で言うところの太陽)からの距離がほどよく、 水が液体の状態で存在している可能性が高いようです。質量は地球の3倍で重力も適当で大気が存在する可能性もまた高いようです。
ただ、片面だけが常に恒星側に向いており、気温が+70〜-30度の間にあるようです。 昼の地域と夜の地域の温度差が大きいみたいですね。
言わば地球型の生物の生存に、最も適した環境にあるということです。向こうにも知的生命体がいて、地球を観測して 「最も生物の生存に適した星だろう。一つの地域で昼と夜が移り変わる星だけど」とか同じことを言っているかもしれませんね。
もちろん、将来的にはより地球の環境に近い惑星が見つかるかもしれませんし、人間以外の知的生命体の存在が 「公式に発表」されるかもしれません。
今回見つかった惑星は地球から20光年の距離にあるそうです。星座として見上げている星々の何千光年、 何万光年というのから比べると、フタケタ光年の距離というととても近く感じます。
光が秒速30万kmとして、 1光年は30万×3600秒×24時間×365日=946080000万km=94608億km=9.4608兆km≒9.5兆kmぐらいですか。 20光年なら190兆kmなんですね・・・・やはり近いと感じても人間的スケールでは途方もない距離ですねぇ。
YOMIURI ONLINE
第2の地球?20光年先に最も似た惑星
【ワシントン=山田哲朗】太陽系外の惑星の中で、最も地球に似た惑星が発見された。
生命の生存に適した条件を備えていると考えられる。米カリフォルニア大などの天文学者が29日、専門誌 「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表した。
この惑星は、地球から20光年の距離にある小さな恒星「グリーズ581」の周りを公転している。 恒星のわずかなふらつきをハワイの望遠鏡で11年間観測し、惑星の存在を割り出した。
この恒星系には惑星は少なくとも6個あるが、新たに見つかった惑星は恒星との距離がちょうどよく、 水が液体の状態で存在していると推測される。片面だけが常に恒星の方を向いており、気温は70度〜零下30度の間という。 地球の3倍の質量で、重力も適当なため大気も保たれていると考えられ、これまでに見つかった約500の系外惑星の中で、 最も生物の生存に適している。
(2010年9月30日11時21分 読売新聞)
光の速さで進んだと仮定して、20年ということは・・・まぁ、行ける可能性は少なさそうで。しかし、何かの方法が開発され、それで一気に近くなるっていうのは、SFの読み過ぎでしょうね。
ワープできれば・・・という感じですかね。
もし実現したら、宇宙観測ではなくて宇宙「探検」のステージにステップアップできますね。