別名「枯葉マーク」と不評だった高齢者ドライバー向けの「もみじマーク」。このマークが、クローバーとシニアの「S」 をモチーフとした新しいマークに変わるそうです。
新しいデザインは公募されていましたが、採用されたデザインは、原案に対して有識者が微修正を加えたものだとのこと。
この新しいマークは年内にも導入されるとのことですが、従来のもみじマークも引き続き使用可能になるそうです。
そういえば、身体障害者マークのモチーフもクローバーでしたね。同じモチーフでもデザインは明らかに違うので、 見れば一発で違いはわかりますが、「クローバー」だけ覚えているとどっちがどうなのかわからなくなるかも。
高齢者マークはドライバーが70歳以上の場合で、表示は努力義務で表示しなくても罰則はありません。
このまま高齢化が進むと、高齢者マークがどんどん増えてゆきそうですね。今度は、 表示年齢を75歳に引き上げる議論が出てくるのかもしれません。
YOMIURI ONLINE
高齢運転者マーク、新デザインはクローバー
警察庁は19日、不評だった70歳以上の高齢者ドライバー向けの「もみじマーク」に代わり、 四つ葉のクローバーをデザインした新しいマークを採用することを決めた。
年内にも道路交通法の施行規則を改正して新マークを導入するが、もみじマークも使用可能とする。
新デザインは、幸福を象徴する四つ葉のクローバーの中に、シニアの「S」を組み合わせたもの。 公募で寄せられた大阪市在住のグラフィックデザイナー松山幹生さん(31)の原案に、同庁の有識者委員会が微修正を加えた。
もみじマークは1997年に努力義務として導入されたが、「枯れ葉のよう」などと不評だったため、 同庁が昨年11月に代案を公募。寄せられた約1万4000点から有識者委員会が選んだ4図案と、 もみじマークについてアンケートや意見募集を行った。
全国のドライバー約3400人へのアンケートでは、クローバーのデザインを支持した人が42%と最も多く、理由は 「カラフルでどの車にも合う」などだった。もみじマークも次点の22%の支持を得たため、無期限で使えるようにした。
(2010年8月19日12時38分 読売新聞)
他のブロガーさんの記事で、以前、いくつかのマークから選定中であることが述べられていましたが、クローバーに決まったんですね。確かに、4種類の候補の中では、それが一番よさげでした。
マークを使う側の意見を尊重して決めたみたいです。
デザイン関連の人達からは、視認性の面から従来のもみじマークを推す人が多かったとか。
だから、デザインが変わったからと言って、評判がよくなるわけはないと思います。デザインをいじるなど本末転倒です。年老いて、あきらかに運転技能が落ちた時の対応を中心に考えるべきだろうと思います。
対策する側としては一定の線引きをしてマークを表示する、というのがある意味楽ですので、そちらの方になるのでしょう。本当は義務化したいでしょうね。
>年老いて、あきらかに運転技能が落ちた時の対応を中心に考えるべきだろうと思います。
あまりに技能が落ちると周囲に危険を及ぼすので、免許返納という事になっていくと思いますが、クルマ無しでは生活できないような地域で問題になりますね。
免許制度だけでなく、公共交通機関の確保など、社会全体として対応が必要になってきます。