先週の続きではじまる。心肺停止状態になったミズキに、人工呼吸&心臓マッサージで蘇生を試みるカイト。
人工呼吸というよりはキスシーンのような感じだったが(^^;、ミズキは見事蘇生。救命措置のためというよりも、
マックスの生命エネルギーをミズキに分けたor愛の力、と言った感じか。瀕死のような状態だったのが、
話ができるぐらいにまで回復していました。
そんなことをしている間に、大量のオートマトンがカイトとミズキを取囲んでいる。オートマトンのコアが現れ、
人間のような姿のホログラムを映し出す。デロスの姿のようですが、スターウォーズを思い出すシーンですね。
デロスは、カイトが必死でミズキを救命する姿を見て、地上の人間も生命を大事にしていることに気づき、
バーサークシステムを起動したことを後悔している、と言いだします。これまで地上の人類の何を見ていたのか、
という感じですが・・・
地上に戻り、バーサークシステムに立ち向うため、ミズキの目の前でマックスに変身するカイト。ミズキは 「知っていた気がする」。ミズキを抱いて地上へ向う等身大のマックスの絵は、ちょっとシュールな感じでした。
いつの間にか巨大化して、地上に到着したマックスは、ミズキを下ろしてギガバーサークの元へ。しかし、
変身後2分が経過、残り1分では巨大なギガバーサークには太刀打できない。
ギガバーサークの身体に縛り付けられ、エネルギーが失われつつあるマックスは、カイトを分離し、
マックスギャラクシーに乗せて脱出させるのがやっとで、ついにエネルギー切れで石のようになり、ハリツケ状態に。
ピンチの時のハリツケ、というのもセブンから続く伝統でしょうか。
マックスが敗れ、バーサークシステムがエネルギーを奪っていくなか、マックスを救出するべくDASHは
「オペレーションマックス」を敢行。
エリーの解析により、マックスギャラクシーはマックスにエネルギーを供給していることがわかったので、
監視衛星ガーディアンから太陽エネルギーを集約してギャラクシーに充填し、
ダッシュバード2機(コバとカイト)でマックスギャラクシーを曳航してマックスまで届ける作戦です。
オペレーションマックスは、一度はエネルギーが巨大過ぎてDASH基地内の回線がショートしますが、
エリーとショーンの活躍により復帰、さらにギガバーサークの攻撃により、
ギャラクシーを曳航していたワイヤーが1本切れます。
が、カイトが「俺だってマックスなんだ!」とダッシュバードのコクピットからマックスギャラクシーへダイブを敢行!
カイトはそのままマックスギャラクシーと合体して、マックスの元へ。ダイブシーンは『奪われたマックススパーク』でしたね。
カイトの叫びにより、DASHの皆はカイト=マックスであることを知ります。エリーのみ、前からわかったいたんだ、
という感じの訳知り顔をしていたような気がしますが。
さて、復活したマックスはいつの間にかギガバーサークと同じサイズまで超巨大化、
分身マクシウムソードと巨大な光の剣と化したマックスギャラクシーで、ギガバーサークを撃破します。鳴り物入だった割には、
ギガバーサークはあっさりと撃破されてしまいました。
ギガバーサークが破壊されたせいなのか、バーサークシステムは停止、デロスは地上の人類に期待するとして、
再び眠りに就き、一件落着。
カイトとマックスはお互いに礼を言い合って別れ、マックスはゼノンと落ち合ってM78星雲へ帰って行きました。 ゼノンは迎えに来たのだったら、マックスを助けてやればいいのに・・・ と何人ぐらいの人が思っているでしょうかf(^^;
一方、カイトはDASHメンバーに迎えられ、ミズキと顔を合わせて照れくさい様子。 ミズキもオペレーションマックスの直前では入院していたのですが、いつの間にか制服に着替えてカイトを迎えに出ていました。 カイトはマックスが故郷に帰ったことを伝え、ヒジカタ隊長たちは、これからは自分たちで未来をつかみ取るんだ、 と思いを新たにします。
場面は変って2076年。38話の50年後とはこの年のことでしょうか。とするとマックスの世界は2026年か?
マックスとバーサークシステムの像が立ち、UDF基地からは、カイトに似ている青年が宇宙探査へ出発しようとしています。
総白髪になったエリーが「30年後でも待っていますから」と見送る。
アンドロイドも年を取ると総白髪になるのか(^^;
とある部屋では老夫婦が「私たちの孫が宇宙へ旅立っていくよ」「マックスに会えるかしら」と話合っています。
老夫婦はカイトとミズキ。二人とも総白髪です。
カイトには、マックスに伝えて欲しい言葉がありました「私たちは未来をつかめたよ」と・・・終
マックスの活躍した世界から50年後、
人類は環境破壊を克服し自然と共存して生きている(と思われる)ハッピーエンド。
オペレーションマックスからのエンディングは感動的で良かったと思います。
今回のエピソードは、前・後編ではなく、前・中・
後編と3部作なら最終エピソードとしてはよりふさわしかったのではないか、と思いますね。
今回の後編の展開はスピーディーな反面、やや消化不足な感があり、例えばデロスの心変りは、
中編当りで徹底的にバーサークシステムの強力さを見せつけ、人類滅亡か、
ぐらいまで追いつめてからの方がストーリーとしては良かったかな、と思います。ゼノンがマックス救出に現れるが、
ギガバーサークに敗退する、なんていうシーンがあっても良かったかも知れません。
ま、終りよければ全てよし。ウルトラマンマックスは作品のバラエティが豊富で楽しい作品だったと思います。 来週はスペシャル総集編。総括は、総集編が終ってからまた後日に・・・
カテゴリ・ウルトラマンマックス
本編以外の記事
ウルトラマンマックス全体感想
マックス23・24話[予告編]
マックス21話[予告編]
マックス19話[予告編]
マックス13話[予告編]
ギャラクシーとゼノン
マックス5話[予告編]
本編レビュー
40話 スペシャル・フィナーレ ←全怪獣・宇宙人登場の総集編
39話 つかみとれ!未来 ←未来は明るかった!
38話 地上壊滅の序曲 ←ミズキ隊員、殉職?
37話 星座泥棒 ←ロマンティックな佳作。設定はちょっとつらいが
36話 イジゲンセカイ ←シャマー星人の逆襲。再利用色強し・・・
35話 M32星雲のアダムとイブ ←怪獣を殺してばかりでいいの?
34話 ようこそ!地球へ(後編) ←バルタン星人たちに平和が訪れた?
33話 ようこそ!地球へ(前編) ←バルタン星人超巨大化
32話 エリー破壊指令 ←工作員再び。コバのガンアクションが冴える
31話 燃えつきろ!地球!! ←ギャグ+シリアスの快作。ダテ博士いいとこ取り
30話 勇気を胸に ←マックスに頼ってばかりでいいのか?
29話 怪獣はなぜ現れるのか ←ウルトラQ同窓会
28話 邪悪襲来 ←怪獣デザインコンテスト第1位が登場
27話 奪われたマックススパーク ←エレキング再登場、アクション編
26話 クリスマスのエリー ←クリスマス特別ファンタジー編
25話 遙かなる友人 ←心温まる一編
24話 狙われない街 ←セブン「狙われた街」の後日談
23話 甦れ青春 ←原点回帰を感じる佳作。ダテ博士
22話 胡蝶の夢 ←実相寺監督作。賛否両論の問題作
21話 地底からの挑戦 ←ゴモラ登場、でも扱いがちょっとかわいそう
20話 怪獣漂流 ←交互に来るギャグ編
19話 扉より来たる者 ←サービスモード全開、オザキ博士
18話 アカルイセカイ ←シャマー星人のキャラが強烈
17話 氷の美女 ←16話の次は順番が悪かった
16話 わたしはだあれ? ←マックスギャグ編の最高峰
15話 第三番惑星の奇跡 ←マックスで一番の傑作ではないでしょうか
14話 恋するキングジョー ←キングジョー登場
13話 ゼットンの娘 ←ゼットン、ゼノン、ギャラクシー。一つの山場か
12話 超音速の追撃 ←ちょっとギャグ編
11話 バラージの預言 ←アントラー登場
10話 少年DASH ← メタシサスのデザインは好きです
09話 龍の恋人 ← なかなか味わい深い佳作
08話 DASH壊滅!? ←エイリアン風
07話 星の破壊者 ←イケメンです
06話 爆撃、5秒前! ← レッドキングとピグモン登場
05話 出現、怪獣島! ← レッドキングとピグモン登場
04話 無限の侵略者
03話 勇士の証明
02話 怪獣を飼う女
01話 「ウルトラマンマックス誕生!」
※01話〜04話はブログ開設前なので記事無し。
>人工呼吸というよりはキスシーンのような感じだったが(^^;
そうですよね、一瞬「絵!」と思いましたが、何度も繰り返し、必死で生還を願うカイトの姿を見て、深刻さに引き込まれました。
今回でマックスも終わりですね。
おちゃらけたり、シリアスだったり、いろいろありましたが、面白かったと思います。
また、よろしくお願いします。
作品としての一貫性はあまり無いですが、バラエティ豊富なのがマックスのいいところなのかもしれません。
将来振返ると、ウルトラシリーズのターニングポイント的な作品として評価されるかも。
マックスのストーリーとしては、今回の39話で終りのようですが、公式サイトでは、来週の総集編は40話となっているので、何かあるのではないかと淡い期待を抱いています。
今後ともよろしくお願いします。