山崎直子さんがスペースシャトルで宇宙に行ったとき、千葉県松戸市が彼女に預けたはずのカボチャの種2種のうち、 1種類の行方がわからなくなっていたそうです。
NASAに問い合わせた結果、宇宙飛行士ゆかりの品をシャトルに乗せる場合の「1荷物1種類」という規定により、 1種類しか載せていなかったことがわかり、残る1種は送ったときのままでNASAに保管されていたとのこと。
シャトルの打ち上げ能力には限りがあるので制約を設けているのは当たり前だと思いますが、「1荷物1種類」 といった規定に関しては、飛行士に何かを託そうとする関係者には伝わらないものなんですかね。
もし規定を知っていて、カボチャの種を分けて送らず、 ひとまとめにしていたら全ての種が宇宙に行くことになったのかもしれませんね。
宇宙から帰ってきたカボチャの種は、松戸市にある日本園芸生産研究所で栽培され、 そこから採れた種を全国の小学校に配る計画だそうです。
宇宙に行ったことで、カボチャ自体に何か影響があるのか?無いのか?普通と違ったことがあるのなら興味深いですね。
この計画だと、ウチの子が通う小学校にもやがてカボチャの種がやってくるかもしれません。何か、 感じることができるでしょうか。
YOMIURI ONLINE
宇宙カボチャ種「帰還」、120粒が行方不明
宇宙飛行士の山崎直子さん(39)が出身地の千葉県松戸市から依頼され、 スペースシャトルに持ち込んだ同市産のカボチャの種が、米航空宇宙局(NASA)から同市に返還され、 15日に市職員が密封容器を開封して確認した。
しかし、NASAに託した2種類のカボチャの種計350粒のうち、容器には1種類230粒しか入っていなかった。 市は宇宙航空研究開発機構を通じ、残る120粒の行方についてNASAに問い合わせている。市は2種類の種を、 別々の封筒に入れてNASAへ送ったという。
市は、帰還した種を日本園芸生産研究所(同市)で栽培し、採取した種を全国の小学校に配る計画。
(2010年6月15日22時07分 読売新聞)
千葉県松戸市は17日、宇宙飛行士・山崎直子さん(39) に託した2種類のカボチャの種350粒のうち所在不明になっていた1種類120粒が、米航空宇宙局(NASA) ジョンソン宇宙センター内で見つかったと発表した。
市が昨年10月に発送した時と同じ封筒に入れられた状態で保管され、スペースシャトルには搭載されていなかった。
市は地元の和かぼちゃ「松戸白」と、市が教育支援しているカンボジアのカボチャと松戸白を交配させた 「国際交流かぼちゃ」の2種類の種を別々の封筒に入れて発送したが、戻ってきたのは松戸白230粒だけだった。 宇宙航空研究開発機構を通じてNASAに問い合わせ、「宇宙飛行士ゆかりの品をスペースシャトルに載せる『公式飛行記念品』 は1荷物1種類との規定があり、一方の封筒の種しか搭載できなかった」と回答があったという。
市は「一部の種が宇宙には行かなかったのは残念だが、松戸白は宇宙に行き、子供たちに配る夢をつなぐことができる」 と話している。種を市内の日本園芸生産研究所で栽培し、採取した種を全国の小学校に配る計画だ。
(2010年6月18日12時55分 読売新聞)
どういうふうに成長するのかとても興味深いですね。。。